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2007.08.04 09:38

スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書 395G)

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伊藤 智義


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3/5
dankogaiのblog

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この最高のドラマを、読みのがすべからず。

と書いてあったので買ってみた。
bm、わりと素直なのです。
でも、ちょっと期待はずれだった。

オビに「世界とアッといわせた  わずか4人の"素人"開発チームが宇宙に書けた夢を実現するまで」と書いてある。
著者はその4人のうちの1人で、客観視線で書いている。

すごく大まかには
東大駒場の天文学専攻のチームが問題を解くために早いコンピュータを作りたいからコンピュータについては素人だったけど、天文の計算しかできないすげー速いコンピュータを安く手作りしちゃいました。それがどんどん進化して、応用分野も広がっていきました
というお話。

読みたかったのは「素人の勝因」だった。
なぜ素人が世界に先駆ける大きな成果を上げられたのか、ほとんど書いていなかった。
がんばって作っちゃいました、ということだけだった。

こういう発想の転換があったのでびっくり速度のコンピュータが出来ちゃったんです
とか
ニッチだったからたまたまその分野で速いコンピュータが出来ました
とか、そういう話が欲しかったけど、あまり書いてない。
後者っぽい内容は書いてはあったけど。

後ろの方は、ノンフィクションと言うよりレポートのように誰がどこに転勤してそこで予算がいくらついて何年にこんなことしましたーてきな文章になって話が発散してしまって本全体の締まりが悪い。
そう、全体として、文章が浅い。

文章を読み進めるにつれ、「技術者魂」的なテーマはみえてきて、終盤に向けては「これ、たとえばプロジェクトXでやればもうちょっと深いところにつっこめるのかなぁ」とおもっていたら、後書きにプロジェクトXに採用されかけたけど、先に番組が終わっちゃったよ、だから本を書いたんだよ、と書いてあった。
うーん、残念。

  
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