第18回 東京国際ブックフェア(TIBF2011) を見に、ビックサイトへ。
・・・行ったつもりが、同時開催していた第15回 [国際] 電子出版 EXPOをみて1日全部使ってしまった。
いろいろ見ることを優先してメモなどとっていないので、以下覚えていることだけメモ書き。
去年が(何度も目かの)電子書籍元年だったので今年は電子書籍2年(もしくは何度目か+1回目の元年)。
ブックフェアと違って、こちらのメインターゲットは業界人(for professional)、か。
出店側も来場者側も活気があって楽しそうだった、というのが全体の印象。
2大印刷会社がいろいろ展示していて特に面白かった。
おおざっぱに言うと、
・凸版がほとんどiPhone,iPadべったりでApple心中覚悟?
・DNPが多デバイス展開(というかAndroid)を意識している
と言う感じ。
凸版のマイクロコンテンツへの取り組みに好感。
紙の雑誌のための組み版データから雑誌の記事単位で切り出してその単位で購入できる。まだ未定だが、大体1つ30円から高くても100円程度。 など。
これはなるべく多くの雑誌を巻き込んで早く開始して欲しい。
ePub3は一つの大きな波。
縦書き、ルビ・・・・今はどこも力業。
iPadユーザならヒュッテアプリはとりあえずダウンロードしてみておくべき
パナソニックのリーダーは細かいところいろいろ思うところもあるが、(bmの中で低かった期待値にくらべ)だいぶ良かった。
動作も軽快でインタフェースも割と整理されていた。

リーダの機能とAndroidのデスクトップの機能がひっくり返っているのがミソで、電子書籍リーダとして自然だが、いわゆるAndroid端末だと思って触るとちょっと混乱する。
NECのはダメ。意味不明。
O-RID KYBER の認識率100%の手書きテキストOCRは面白かった。中国人パワーを感じた。
中国の電子書籍標準フォーマットであるらしい方正のCEBXは1つのファイルで利フローもFIXも対応していてデータ量がPDFの40%offとのことだが、リーダの完成度が低かったこともあり、日本での勝ちパターンがイメージできず。
国際電子出版EXPO Report:「さようならT-Time、こんにちはHTML5」――ボイジャーが新ビューワを披露 - 電子書籍情報が満載! eBook USER
ボイジャーのこの割り切りというか潔さが印象に残る。
iPadのSafari上でうごいていたリーダの出来が良かったのもあり、イケてる印象。
期待。

今回のイベント全体の中でAndroidが一つのキーになっていたのは間違いないが、NECやパナソニックが自社のリーダーを出していたのと東芝がREGZAタブレットを展示していた以外は、AndoroidのデモはほぼGalaxySかGalaxyTabで行われていた。国産端末はほとんど見かけない。もうこの国はだめなんじゃ無かろうか。galapagosとかばしばし使われていても良いはずなのに、1つも見なかった。
しかし、日本の電子書籍市場は異様にエントロピが高い状態で形成されている、という印象を改めて受けた。
欲しい本がどこのストア・アプリで買えてどんな機能(リフロー・FIX、フォント切り替え、しおり、マーカ、辞書など)があり、どの権利(印刷・部分コピペなど)が与えられるのか、本当に混沌としている。 「談合が必要」(onDeck8号 より)であるならば、とにかく早く談合してなんとかしてほしい。
そのごく一部へのアプローチが オープン本棚
国際電子出版EXPO Report:仕様をオープンにする「超本棚」構想を明かす大日本印刷 - 電子書籍情報が満載! eBook USER
(写真借用)
いろいろなストアで買った書籍をせめて同じ本棚に並べて一覧性を確保しましょう、というアプリ。
リーダーはそれぞれのストアアプリのリーダー機能に任せると言うことなので一覧性の部分のみの解決ではあるが、期待。書籍データ登録の試用はオープンにし、実現には各ストアアプリの対応を待つとのことなのでうまくいくと良いな、と。
「この本を欲しい」と思ったときに全てのストアを串刺し検索できる機能もつくと良いな。



