3Dプリントは時間がかかる。
そしてプリンタキューがない、、というより物理的に連続印刷が出来ないのでまとめて印刷をかけておくことが出来ない。
1つずつ造形しては取り出しまた造形しては取り出し。
その上、たまに失敗するので完全に手放しというわけにもいかない。
ネットワークにつながっていて小さなマイコンがついていれば10%進捗するたびにSlackに通知させる、とかできそうだけれども、FlashForge Creator ProにはUSBはついていてもRJ45はついてない。
ならばせめて、目で確認できるようにとカメラをつけよう。
PCとDVカメラでは場所をとるのでマイコンで。
Raspberry PI3とWebcamでなんとかなるかな、ととりあえず購入。
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購入時は電源もお忘れなく。
microUSB給電なのに2.5Aも食うので結構しっかりした電源アダプタが必要。
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WebcamはHDでも1000円で買えるのか。
と思ったら、買って気づいた720pだった。
まぁ監視用途には十分か。
家に転がっていた8GのmicroSDにraspbian+PIXELをインストール。
Introducing PIXEL – Raspberry Pi
サーバ運用は面倒なのでYoutube Liveもしくはustreamに飛ばそうと思ったが、ここに来て適当にWebcamを買ったのが失敗。
raspberryのカメラモジュールを使えばraspvid コマンドと avconvコマンドで一発で行くらしいのだが、USB接続のWebcamは(当然)これでは認識せず。
Live Stream to YouTube With a Raspberry Pi
こんなことなら純正カメラモジュールを買えば良かった。
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お安いし。
試行錯誤して、Webcamでストリーミングにはffmpegをつかうことに。
libx264等のライブラリとともにffmpegを自前コンパイル。
今回音声は不要なのでalsa等の音声周りのライブラリは不要。
Installing FFMPEG for Raspberry Pi – Jeff Thompson
Webcamをつないでffmpegで映像送出すると、Youtube Liveではなぜか動作せず(サーバはデータ認識するが配信が開始されない)。
ustreamにチャンネルを作って送出すると無事に配信が開始された。
送出コマンドは以下の通り。
% ffmpeg -f v4l2 -i /dev/video0 -s 1280×720 -vcodec h264 -pix_fmt yuv420p -g 50 -vb 3000k -profile:v baseline -r 30 -f flv [RTMP URL]/[Stream key]
[RTMP URL]と[Stream key]はustreamのマイページで生成されたもの。
これをユーザの~/.zshrcの末尾に突っ込んで完了。
カメラはプリンタの内側上部に設置。
ベルクロで固定しようと思ったが上手い具合に構図を作れないので下駄を出力。
端切れ材探してくるより作った方が早い。
これを噛ませて固定。
やはり3Dプリンタを使うための3Dプリンティングは続く。
いざストリーミングしてみるとかなりボケてる。
Webcamが固定フォーカスで、対象がカメラから近すぎて焦点合わず。
安いWebcamを適当に買った後悔再び。
Webcam買い直すのも悔しいしなぁ、とWebcamを開けてみたらどうやら焦点を動かせそう。
このレンズの周りの歯車がフォーカスリング。
矢印の部分に接着剤がついて固定されているのでマイナスドライバで接着剤を剥がしてフォーカスリングを回すと近距離でピントが合うようになった。
ふと思って調べてみると同じことを考える人はいて、同じWebcam(c270)の焦点調整が紹介されていた。
とてもわかりやすい。
馬鹿の試行錯誤より先にgoogle先生。
これ今日の最重要ポイント。
組み立てて再度3Dプリンタにインストールしたらフォーカスが合って何やってるかは数秒のタイムラグでわかるようになった。
自宅では20fps強出たが、オフィスのネットワークの問題か10fps強しか出ない。
とはいえ、とりあえず進捗監視できる目はなったか。
2分で作った三角柱出力した以外は3Dプリンティングあまり関係ないエントリーになってしまった。