以前の3人の邦人拉致で怒りやら同情やら被害ぶりっこやらが交錯し、落ち着いてきた頃に今度は記者2人が拉致られたのか。これからどんどん増えてきそうですね。拉致。
以前の拉致では自作自演説をはじめ一通りの言及が出尽くした感じが。
私は18歳の彼が友達の友達の友達だったり友達の友達だったりするらしく、モノゴトを言いづらい立場にいるのでなにも書かないで来た。
3人に関して言えば、3人がat your own riskで戦地イラク入りしたんだからあとはなるようになればいいじゃないか、と。当然死ぬ覚悟をしていっただろう。
そんなことより株価・為替暴落をはじめとする社会的損失の方が気になる。損失は13兆と計算されている、とかどこかで読んだ気がする。「どこか」は失念・・・オサワガセもの、生きてリリースされたとして帰ってこれるかな。自作自演だとすればなおさら。どちらにせよ本書いたら売れるだろうなー。一財産ゲットだ。家族も書いたりして、もう一財産ゲットだ。
前回の拉致騒ぎで非常に印象的だったのはチェーンメール(いわゆるチェンメ)が一般的にあまり悪者視されていない、ということ。
今回、救出のために署名を、ということでニュースがでた直後から出回った模様。
突然ですが、急を要する問題なのでお許しください。
とういうおきまりの文面で始まり、首相官邸やら防衛庁長官やら官房長官やら自民党やら・・・の電話番号やFAX番号を書いてここに抗議しろ、という文面。
ここに書いてあるそれぞれの電話番号が正しいとなぜわかるのだろう。
憎たらしい奴の家の電話番号かもしれない。労せずして憎たらしい相手への超特大の嫌がらせ完成だ。
たとえば正しかったとしてチェンメで抗議を呼びかけられて乗っかるなんて電話・FAXへのDOSアタック以外の何物でもない。宗男ハウス以上(金額ではなくて)に税金とNTTリソースを捨てるような物だ。
実名での住所・電話番号入り署名があるのが何より信頼感をあおったようだ。
この署名だって本当かどうかわからない。適当な(引き続き嫌いな奴の、でもいいけど)名前を書いたって滞りなく事は進んでいく。
おまけに中程に
受け取られた方は、可能な限り早く、以下のメッセージを転送し、行動を起こしてく下さい。私は今晩中に100名以上の方にこのメッセージを送ります。その100名の方がさらに100名の方に送って下されば、100万人の方に届きます。
これは、緊急です。可能な限り早く、お願い致します。
とこれまた典型的。緊急をあおることあおること。
典型的でありながら100人に送れ、という凶暴さ。3人に送らないと不幸になります、とか1週間以内に他の人にビデオを見せないと死にます、とかそんな慎ましやかなレベルではない。100人。
そもそも100人が100人ずつに送って100万人の方に届く、と言うロジックがよくわからないのだけれど。
私がかなり信頼している友達もこれに対して肯定的な事を話していたのが非常に印象的だった。
「チェーンメールはいけませんよ、来ても回さないようにね」という教科書的なことは当然知ってる。でもね、今回は事情が特別だもんね、というロジックが世間的に認められている。「でもね」と「特別」と言う言葉がチェーンメールを許容してしまう。もはやメディアリテラシが、とかコンピュータリテラシが、と言うレベルの話ではない。確信犯。
いつだったかの輸血の型探しも同じようなことだった、という有名な前例がありながら。そもそも本当に言いたいことだったらチェンメなんて卑怯な、世間で認められていない方法を使わないで身銭きって新聞の広告欄買う、でもすればいいのに。
チェンメというメディアにのった情報の信憑性が保存されていることが不思議でたまらない。
確信犯でない部分があるとすれば指数関数の計算が出来ない人が意外に多い、と言う点だろう。自分が10人でも100人でもに送った数世代後にどんなことになるか、計算できないか、「よくわからないけどインターネット(リソース)は無限」みたいな思いこみがあるのかもしれない。
そういう方はマルチレベルマーケティングでもネズミ講でもやって夢を抱いて下さい。
ただし、私を誘わないように。