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WEB+DB PRESS Vol.55

4774141593WEB+DB PRESS Vol.55
WEB+DB PRESS編集部
技術評論社 2010-02-24

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いつの間にか55号。
今日は22日。
あんまり関係ないけれど。

特集2のHTML5の紹介記事がナイス。
HTML5の主要な機能がまとめて紹介されている。
あっちこっちのデータシートやblogを渡り歩いて調べていたのが1つにまとまっているので知識整理しやすい。
実際にコーディングするにはそれぞれをちゃんと調べないといけないけれど。
ただし、読むと例によってよりIEが嫌いになるので注意。

今号からのPSGI/Plackの連載は期待大。
フレームワークのフレームワークなんてあんまり自分には関係ないかと思っていたけれど、記事を読んでソースをざっと眺めてみるといろいろ気を遣って作られているのがわかっておもしろい。
自分で実用的にPSGIを使うことは当面なさそうだけれど。


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小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

4153200115小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice 11)
黒沢 健二
早川書房

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Ruby On Railsは、触ってみるとおもしろかったが、使い込んでみるとそれほどエキサイティングでもなかった。
きっと、Ruby1.8と1.9の非互換性に悩まされたRuby自体へ不信感が原因の多くを占めている。

そんなRoR信者でないbmにとっても、37signalsは気になる存在。
彼らのsimplicityへの追求とそこに活かされるセンスは半端でない。(時々、首をひねることもあったりするけれど。)
彼らのblogは定点観測のお気に入りポイント。

本書の全体的なテイストは、いかにもアメリカの成功企業による指南書、という感じ。
内容はいわゆるのそれとはだいぶ逆を行っているが。
即自分の生活に生かせるかどうかは別として、彼らのスタイルが凝縮されている。37signalsをなんとなくでも追っている人なら、あぁ、あのときに言ってたことか、と思い出される内容多数。

組織を小さいままに保って失敗を許容し、何でも自分でやってみろ、と。そして最近日本ではやりのフリーミアムへの言及も。

なかでも失敗からは学べない、と言う主張はおもしろかった。

失敗は成功の源ではない。ハーヴァード・ビジネススクールのある調査によると、一度成功した企業は次もうんと成功しやすい(次ぎに成功する確率は34%)。しかし最初に失敗した起業家が次に成功する確率は、初めて起業する人と同じでたったの23%だ。一度失敗している人は、何もしなかった人と同じぐらいにしか成功を収めていない。成功だけが本当に価値のある体験なのだ。


これは自然界と全く同じなのだから、驚くべき事ではない。進化は常にうまくいった物の上に築かれ、過去の失敗は引きずらない。

初めてであっても23%もが成功って!とそれだけでもびっくりだが(成功の定義は何だろう?)、この、失敗者に慰めにもならない容赦なさがすてき。そうだよ、失敗なんかしない方が良いに決まってる!精神論みたいなもので変に意味づけしなくても良いのだ。

でも、もし失敗が全くの無駄であれば失敗した劣群(下位)77%(100%-23%)の23%だから18%弱しか成功しない計算になるので5%ぶんは足しになってるのかな。引用元に当たってないのであらかじめ補正されてるかわからず。

本書で特筆すべきはテキストの気持ちよさ。
simplicityへの追求は本書のテキストでも行われており、本当にミニマムの書かれて推敲が行き届いているのでとても読みやすい。
ITな人でなくてもきっとすいすいと読める。
このテキストの気持ちよさは多分に和訳の質にもよっている。

本書では変わらない物を守る存在として日本車(企業)を例に挙げているが、本書の和訳がTOYOTA問題のさなかに発売されるというのは何という皮肉だろう。かわいそうに。

価値を加えていると思っている物が実際には価値を減じていることもある。
の説明として
ケチャップが多すぎるとフライドポテトを台無しにしてしまう
は秀逸。これから使おう。使いたいアテは数え切れないほど、ある。

あなたがお金で損をする本当の理由

ややこしいアルゴリズムと戦っていて、あまりにblogネタ枯渇中なのでたまにはダメな本も。

4532195241あなたがお金で損をする本当の理由 (日経ビジネス人文庫 ブルー な 6-1)
日本経済新聞出版社 2010-01-06

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勧められて拝読。
釣りblogタイトルっぽいタイトルだが、内容もそのままのノリだった
行動経済学の入門書だけれど、浅すぎた。

この本を読むのなら

4314010479経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
泉 典子
紀伊國屋書店 2008-04-17

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4314010541世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
泉 典子
紀伊國屋書店 2009-01-21

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を読んだ方が10倍、有意義な時間を過ごせる、と思う。


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ネットとリアルのあいだ

仕事が多いので現実逃避にiPhone置き去りでカフェに待避。

4480688250ネットとリアルのあいだ―生きるための情報学 (ちくまプリマー新書)
筑摩書房 2009-12

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この本は3章構成の2章後半と3章だけ読めばよい。1章は退屈。

秋葉原無差別殺傷事件とセカンドライフ(笑)を題材にした導入から始まる。
導入部分は良くあるIT社会悲観論がやや極端な口調で進むだけなので読み飛ばす方向で。

産業革命で工場がそのまま1つの機械となり、ヒトが歯車になった。
IT革命によってで世界が大きな一つの機械(メガマシン)となり、歯車たるヒトが逃げる場所を失った。

2章では、オートポイエーシスとクオリアを題材に、知の身体性・感情の身体性をベースに21世紀のサイバネティクスを説く。

知・心が脳だけでなく身体と結びついていること、しかし、時によっては言葉というツールによって左脳がその身体のシミュレーションを行い、身体をバイパスすることができる(だからこそ、他人の)こと、それが他人への共感をはぐくむ

と。

「怖い」から脚が震えるのではなく、まず全身の身体的反応があり、その結果を「怖い」と言語的に表現しているのである。
前述の通り、「感情」とは、身体の状態を脳でモニターすることから生まれる物である。その意味では、内蔵や皮膚、筋肉骨格と言った身体と脳を結ぶ回路がたたれれば、感情はない。しかし、ある場合には、身体をバイパスし、身体からの信号を脳内のシミュレーションによって代用することも可能なのである。このとき、感情は純粋に脳内の出来事となってしまうのだ。
ただしこういった「脳内シミュレーション」による感情が、身体をベースにした本来の感情とは別次元にあることは認めなくてはならない。ダマシオが指摘するように、それはいわば「再放送」であって「生放送」ではない。
近年の米国における解離性人格障害(多重人格)の多発は、こういった言語的自己や自我意識と深く関連しているのではないか。身体不在のアバターが走り回るMUD仮想空間はその傾向を助長する。

だから、ITは逆に、身体性の回復のために用いられなくてはならないのだ身体感覚を鋭くモニターし、右脳を活性化するITが求められるのである。

そして3章ではコンピュータを
思考する機械を理想としていた(そして大失敗した)メインフレームコンピュータやその後のスパコンなど大型のコンピュータをType1、
パソコン・ワークステーション(この両者は本書内でどう区別されているのかは不明)など、ヒューマンインタフェースとしてヒトの活動を直接的にサポートする小型のコンピュータをType2、
そして論理編中主義に立脚したそれら2つから離れて"生命情報を基軸にした情報学的転回"のツールたるType3
の3つに分類してType3がどのような物になるべきか、と言うのが本書の主題。

ITをうまく活用して、未開拓の身体感覚を探っていき、トータルな生存能力を高めていくというのは、サイバネティックスの戦略である。

21世紀と書くと未来のようだが、もう10年は終わったんだなぁ、と(本書の内容と関係なく)気づく。


そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)

4062765055 そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)
講談社 2009-11-13

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猫マーク

みんな知っていますか。我々が使うびっくりマーク「!」と、疑問があるとき使う「?」マークは、猫をおしりの方からみた模様なんやということを。上の部分は、びっくりしたときおよび疑問を持ったときのしっぽの形、下の黒丸は猫のお尻の穴だということを。
読むときは
B002MRROKI Live at Reading
Nirvana
Geffen Records 2009-11-03

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これとかをかけながらだと良いかと。

インターネット新世代 (岩波新書)

師匠の新刊。やっと読めた。

4004312272インターネット新世代 (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1227)
岩波書店 2010-01-21

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タイトルの「インターネット」はいわゆるの大文字インターネット(the Internet)ではなく広義の小文字インターネット(internet)ととらえた方が良い。

「インターネット2」から12年を経た本書、タイトルは「インターネット3」ではなく、「インターネット進化論」。これから「インターネット進化論」とか「インターネット人間論」とか「インターネット時代をゆく」とか「インターネット時代 5つの定理」とか続くのだろうか。(嘘です)

そこらの新書なら5,6冊に相当するだろう内容が1冊にコンパクトにまとめられていて、先生のビジョンも明確に表現されている。コンパクトなので個々のトピック扱いには濃淡あり。
とはいえ難しい顔をして読む本ではなく、カフェでカフェモンテカルロでも飲みながら読むのがあってるのでは。読んで損はなし。

読んでいて悲しくなってしまったのがIPv6.
3章の最後に、オマケのように5ページだけ裂かれている。
v6についてはもう何年もどこでもかしこでも言いまくって話疲れてしまったし、もはや「新時代」の話ではないという判断なのかもしれない。
村井先生の愛がさめたら、v6は虫の息・・・?
最近話題にならないだけで、実はすっかり世の中に定着してます、という技術でもないしなぁ。

twitterを「井戸端会議という、近所のうわさ話に花を咲かせる」モデルであると書かれているのにはちょっとびっくりした。この場合の「近」は何の尺度だろう。もちろん、物理的距離ではないだろう。bmは井戸端会議はtwitterというよりSNSの日記機能かなと思っていた。
twitterのパンデミック性が井戸端会議の「ここだけの話」性と対極にありそうだと思っているのだけれど、読み間違ってるかな。ちなみにSNSは本書の後半で企業内の活用の形で扱われている。

奇しくも今日wideのIRCサーバ終了のお知らせが発表されたこと自体が、後半に書かれている

こうして、インターネット関連では、純粋な技術論で標準化を決めることが徐々に困難になり、発言力の強さはマーケットの力を背景とするようになりました。

のなんたるか(上の文章はよりわかりやすく「標準化」を「使い方」と読み替えても良いだろう)を示しているようでうら悲しい。

本書には、こまめに「繰り返しになりますが〜」などと始まる1文がある。
その前数ページで述べた内容を1文でまとめて説明している。
テクニカルターム(とはいえ、ほとんどがビジネス書などに出てくるレベルだが)が舞う文章の中で読者が迷子になり始めた頃に、ばすっと救いの手をさしのべて正しい道に引き戻してあげる。
(実際、どれくらいを先生が書いているのかはわからないけれど)これは本だけでなく、先生の話のうまさの一つはここにあるのだとおもう。ちなみに、授業中のまとめ話のサインは「だからな、おまえら・・・」。


ウェブアプリケーションのためのユニバーサルデザイン

4873114322ウェブアプリケーションのためのユニバーサルデザイン
水野 貴明
オライリージャパン 2009-12-19

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一つ前のデザイニング・ウェブインターフェース ―リッチなウェブアプリケーションを実現する原則とパターンがオフェンシブなWebデザインの書籍だとすれば、本書はディフェンシブなWebデザインの書籍と言える。
そのため、内容はどちらかと言えば地味だ。

本書のベースとなっているのはW3Cが定めるアクセシビリティガイドラインであるWCAG 2.0
WCAG 2.0(W3C勧告)日本語訳 [原題:Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0]
ディフェンシブとは言え、AjaxやRIAなど最近事情を反映したユニバーサル実装の解説もしっかり書かれているので読み応えアリ。

bmが日頃、「iPhoneでWeb見るってことは盲目(blind)になるのと同じなんです」と言っている意味がこの本読むとわかります。なかなかうまく納得してもらえないのだけれど、こういうちゃんとした本が書いてくれると説得力が増す、かな。


さて、何か作り替えてみたくなるな。


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デザイニング・ウェブインターフェース ―リッチなウェブアプリケーションを実現する原則とパターン

4873114349デザイニング・ウェブインターフェース ―リッチなウェブアプリケーションを実現する原則とパターン
浅野 紀予(監訳)
オライリージャパン 2009-12-28

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めちゃくちゃおもしろかった。

かつて米Yahoo!でAjaxエヴァンジェリスト、いまNetflixのUIディレクタをしている、その筋では有名なBill ScottとTheresa Neil(この人は、知らない・・)によって書かれた現代のWeb UI開発指南。
サブタイトル"リッチなウェブアプリケーションを実現する原則とパターン"のほうが内容をうまく反映している。

かつてDynamic HTMLと呼ばれた技術が夢見たインタフェース・パターンが今どんどん実現されていて、Webのインタラクションデザインがデスクトップアプリのそれに非常に近づいていっている。パターンはあふれてもそれを、いつ、どう、どこに気をつけて使ったらいいのかわからなくなってしまう。ともすると間違った使い方でかえってユーザの体験を損なってしまう。(あぁ、暗い思い出が。)
ということが、多くの場面で防げる様になる、と思う。
この本をゆっくり読めば。

Yahoo! bookmarkやFlickrをはじめとするYahoo!やgoogleのいろいろなサービスをはじめamazon,netflixなどのサイトのUIをケーススタディとしてふんだんに使っていて非常にわかりやすく説得力がある。

ユーザが目の前の作業に没頭し、時間を忘れ、ものすごい生産性を発揮している状態を本書では「フロー状態」と呼んでいる。
ユーザをフロー状態に導くには、ユーザの直感を裏切らず、どこまでもスムーズに作業することを支援できるツールでなければいけない。読後には直感を裏切らないためのJavascript、スムーズな作業のためのインタラクションをかけるようになる気がする。

具体的には、(目次からおおざっぱに抜き出すと)

  • ページ内編集
  • ドラッグアンドドロップ
  • リストの項目選択(メールソフトで削除したり移動したりするメールを選ぶとか)
  • コンテキスト連動型ツール(選んだ項目に対して何を行うか指定するなど)
  • 軽量オーバレイ、インレイ(lightboxのようなモーダル・非モーダルダイアログ)
  • プロセスフロー
  • インビテーション
  • トランジョン
  • フィードバック表現

などの正しい使い方が解説されている。

同じインタフェース(ドラッグアンドドロップなど)でもサイトによって細かい挙動が異なってい足りするところも非常に細かく分析してあって、どういう場合にどちらの方が良いのかというところまで書かれている。

さらに望むなら、それぞれのUIの実現方法が解説されていると良かった。
これらの多くはjQuery+プラグインで実現できそうだ。(いかにもjQueryが好きそうな分野だし)

さて、何か作ってみたくなるな。


闘うレヴィ=ストロース

4582854982闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書)
平凡社 2009-11-14

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追悼記念復習。
構成主義の祖、レヴィ=ストロース

本書は伝記のようでありつつも、彼の思考の過程をさっぱりコンパクトに要約している。

「構成主義」と言う言葉が誤解されるのは、彼が社会主義活動出身であることだったり、彼のサルトルとの闘いが余りに印象に強いので現存主義との対比で考えられることだったりするのだろうけれど、やっぱりネーミングの問題が大きいのだろう、と改めて思った。
シンプルにものを分析する方法論とは考えられずに、哲学的であったり社会学的なニュアンスをぺたぺた貼り付けられた上に、学問の分野ごとに解釈されて扱われるのでおよそ全体像の見えない大きなもの、になってしまっている。

基本的に長生きには憧れていないbmだが、彼のように明晰なまま歳を重ねられるのであれば長生きしてみるのもいいものなのかもな、と。


ムナーリのことば

4582834485ムナーリのことば
阿部 雅世
平凡社 2009-08-04

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ムナーリ自身が晩年、自分の著書などから抜き出した言葉のコレクション。
その多くは散文詩のようであり、俳句のようである。

彼の著書は難解であることが多い。
言葉が難しいというよりは、比喩が難しい。
良くあるアメリカ人の強引な「なぞらえ」とは一線を画し、どちらかといえば、深い「含み」を持たせた東洋の仏教的な比喩。
そのため、彼の本はずんずんと読み進めることができない。数ページごとに反芻が必要となる。
その上彼の著書は厚いことが多いので1冊読み終わるとヘトヘトになる。

本書は、そんな彼のエッセンスが存分に感じられる。
本書は薄く小さく、スペースも多くとられていて文字数はとても少ないが、やっぱり読むには時間がかかるのだ。
言葉遊びのようであり、皮肉のようであり、その中にデザイナたる彼の日々の思考が盛り込まれている。

ぶどう畑はたいそう広く
たくさんのぶどうを実らせていたが
その畑が生むもうけときたら、
笑っちゃうくらい微々たるものだった
「もうけ」といえば聖書の中では
「キリストのぶどう」と表現されているのに

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

4140814047フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
小林弘人
日本放送出版協会 2009-11-21

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世の中の「フリー」サービス・製品がどのように発展してきて、実現されていて、変化していくのかがトウモロコシの栄養価から音楽を安く作り出して広告タイアップで稼ぐ中国のレーベルまでを材料に非常にわかりやすく解説されている。

アトムとビット両面で何が起きているのか、
青い薔薇よろしくfree lunchがどうしてうまれてくるのか、
物の価値はどこにあるのか、
そのなかで「プロ」はどうやって生きていくのか、
何がそのひとを「プロ」たらしめるのか、
(米)出版業界の旧態依然とした態度、
そしてgoogleの破壊力を、
あらためて整理することができた。

サービスのほとんどをフリーで提供し、さらに優遇されたサービス(スピードが速いとか機能が多いとかクオタが広いとか)を有料で提供するサービスの形態を「フリーミアム」という。
フリーミアムのモデルでのサービスにおいて最適な有料アカウントの割合は5%であるらしい。
それ以上であれば、「フリー」を活用し切れていない、それ以下であれば「フリー」に飲み込まれてしまうかもしれない。
実際のダウンロードゲームは2,3%でペイしいるし、「フリー」を生かしつつも高い有料アカウント率を保持しているオンラインゲームも多数紹介されている。

結局のところ、フリーミアムモデルにおける課金のキモは「時間を売る/買う」ということにつきる。
サンシャイン牧場でリアルマネーで高級肥料が買えるのは、つまりそういうことで、王道そのもの。

bmはWebサービスでのフリーミアムモデルで有料アカウントへのステップアップは結構躊躇する方だ。多くの場合、実際に支払う金額はいくらでもないし、クレジットカードとpaypalアカウントがあれば、本書で指摘されているほど支払い手続きも面倒ではないしセキュリティの不安も、プライバシーの不安も持っていない。
ただ、歯止めがかからなくなりそうで怖い。どうせ安いから使わなくてもそれほど損害ないし、とサービスに申し込みまくるとチリも積もって山となるし、管理しなければならないアカウントも大変なことになる。(フリーのうちであれば面倒になればアカウントを捨てて作り直せばいいが、有料アカウントは契約解除にアカウント情報が必要なので。)
いつもチェックしない携帯電話の明細がたまたま目に入ったときに、あまりのリストの長さ(その多くは着メロやら時計やらの、300円とかの小さな物ばかり)に仰天したのを思い出す。全部解約したら月10000円くらい浮いたのはちょっとした幸福感。
結局今は、仕事に使える物か、3日おいてモチベーションを維持しているサービスだけにして制限をかけている。そのおかげで、だいぶ身軽にはなった。

本書のテーマは「潤沢」が生活を変える、ということだった。
「希少」な物にしか価格はない。「潤沢」はFreeだ。
そして希少な物は、そのうち潤沢な物に代替される。(化石燃料が代替されるのは近い未来か?)
毎年コストが半分になっていくビットの世界では、代替されるまでもなく希少が潤沢に変わっていく。
最後に残る希少はなんだろう。 やっぱり「人間」なのだろう。

本書内で指摘されている、「フリー」を直感的・生理的に警戒するover 30の世代も、本書を読んだ後なら、きっと安心して「フリー」に自分の身と時間を預けられるようになるだろう。
そして、フリーミアムの有料アカウントになった暁には、それ(手続きの手間とわずかながらの出費)で、自分以外の19人の知的生活を養っているのだ、という小さな自己満足を得ることができるだろう。

I'm free〜♪


忘却の整理学

三が日に読んだ本の中から3冊だけ、読後メモを。

448084290X忘却の整理学
筑摩書房 2009-12-12

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4480020470思考の整理学 (ちくま文庫)
筑摩書房 1986-04-24

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この古典の続編。 この本、未だに下宿近くの本屋で常にランキングに入っている。 それほどインテリの好みそうな場所でもないのだけれど。

思考の〜が86年だから、まさかの23年越しの続編。
思考の〜がどうしても内容が古めかしく読めてしまう(おおざっぱに言ってしまえばPC前提の生活の前の話)が、本書はそのまま今の生活に当てて読むことができる。

タイトルは「整理学」となっているが、エッセイ集で堅苦しくない。
(エッセイ「集」なので、本書内で何度も同じ内容が繰り返されたり、思考の〜とかぶっていたりする)

記憶と表裏をなす忘却があるという考えである。 ナマの知識は使い物にならない。忘却をくぐらせて枯れた知識のみが新しい知見を生み出す。 大工は生木で家を建てない。

が本書のテーマ。

学校の時間割は授業の後に休み時間でなく、休み時間の後に授業を行うのが正しいらしい。
覚えて(授業)から忘れる(休み)より忘れて頭をさっぱりさせてから覚える、ということで。

読み終わったあと、「馬鹿は忘れ忘れ言え」と言うセリフを思いついて、何かの時に言ってみたいとおもった。
忘却の淘汰に勝ち残った「馬鹿」にはきっと哲学が含まれているだろう。


教師

じっさい、教師くらいねたみの虫にとりつかれた存在も珍しい・・・
生徒たちは、年々、川の水のように自分たちを乗りこえ、流れ去っていくのに、その流れの底で、教師だけが、深く埋もれた石のように、いつも取り残されていなければならないのだ。
希望は、他人に語るものであっても、自分で夢見るものではない。
彼等は、自分をぼろ屑のようだと感じ、孤独な自虐趣味におちいるか、さもなければ、他人の無軌道を告発しつづける、疑い深い有徳の士になりはてる。

今日読んだ安部公房より。
twitterには書ききれなかったので、こちらに。


Your Body: The Missing Manual

0596801742Your Body: The Missing Manual
Pogue Press 2009-08

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タイトル通り,体の科学的雑学本。
前評判聞かずにジャケ買い(タイトル買い)したけれどかなりおもしろかった。

肌・脂肪・筋肉・骨・・・と外側からパーツ(成分?)ごとに章立てされている。
重度アトピーっ子のbmにはやはりskinが気になるわけで熟読。

日に当たれ(vitamin D作るから)とか当たりすぎるな(皮膚ガンになるから)とかいろいろ難しい物だな、と。
何かあるとすぐ、サプリメント飲め、と薬頼りで書かれているのが日本の本と違うところ。
和書ならその大半が「気合いで直せ」に置き換えられているだろう。
悪い事への対策のリストの最後に
Learn from your mistakes
と書かれているのも向こうっぽい。

副効用として体に関する多数の英単語を覚えられる。
洋書で読むのはほとんど技術書やデザイン系なのでボキャ貧のbmにはありがたい。


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ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書)

4062880237ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書)
講談社 2009-11-19

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映画「サロゲート」公開にあわせて刊行された石黒先生の本。
私が初めて石黒先生の研究を目の当たりにしたのはまだRobodexが行われていた頃、それ関係の取材だったと思う。
あれももう6年前か。

自信の分身アンドロイドのジェミノイドに象徴されるマッドな先生のイメージに反した、とても真摯で男気のある研究論。科学者として、言い過ぎないようにとても気を遣っているのが伝わってくる。

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ジェミノイド。

アクセスできる人は本書を読んだ後、彼の論文を読むとさらにおもしろい。
熟達した研究者は、ある人の書いた論文を一通り(もしくは代表作を)読むと、その論文の間を読んでどういうふうに興味・問題意識が移り変わって言ってその先に何があるのかを見通せるらしい。
でもひよっこには副読本としてこういうガイドがあるととてもありがたい。

離れたところにある研究所のミーティングに出るのに遠隔操作できるジェミノイドで出る最大の問題が、それだと労務費が支払われないことらしい。
姿形の実態がロボットなだけで問答も動きも遠隔で生身の本人が行っているのに。

私自身がその場にいない、実際に研究所に出勤していない状態では、いくら働いても労務費が払われないのである。テレビ会議で労務費が払われないのと同じ解釈なのだろう。

遠隔にいるのが本人であることが証明されないので発言に効力がない、とかそういう問題が起きそうなのにそうではなくギャラの問題、と言うのもちょっとおもしろい。そして頭脳労働トップにいる先生が自分のギャラのことを「労務費」というきわめてブルーカラーなニュアンスで表現していることも。

そして、テレビ会議だとギャラが払われない事を先生は納得しているのにロボットだと疑問を持っていることがbmにはうまく理解できなかった。それらには一体どのような差があるのだろう。テレビ会議だってギャラが発生して同然だろうに。そのあたりをうまく納得できないあたりに、bmの中のコミュニケーションのイメージ・ロボットに対する考え方が位置づけられているのだろう。

ロボットの姿形が人間として最低限の見かけを持っていれば、そのロボットは夫婦の間にある密な人間関係を媒介できる可能性がある、と私は考えた。夫婦の間には、一緒に過ごしたいという情動が作用しているが、その情動を伝えるロボットを作れる可能性がある。人間の根幹である情動を伝える事の出来るロボットを作れる可能性がある。

メールやblog,Twitterで緩やかな感情を共有するのに対して、物理的な体を持ったロボットが密な感情を媒介するというのはとてもおもしろい発想だと思った。
RAH(robot aided humanity)なんて略語を思いついてなるほど、と思ってみたり。

本書を通して思うのは、やっぱり研究は「自分のため」にやらなくてはいけないということ。
自分が知りたいこと、おもしろいと思うことこそをやらないと意味ないな。
誰に雇われたからとか社会で何が望まれているかとかそんなこと気にしてたら、そんな雑念の処理で使える時間のほとんどが消えてしまうし、おもしろくない。
もちろん、書類には社会的な意味づけとか自分以外の誰がうれしいのかをでっち上げなければならないが、それは何とかやるとして研究の主役は自分であるべき。

今週末のアルスエレクトロニカ受賞作品上映会でジェミノイド、見られるかなぁ。


定本 物語消費論 (角川文庫)

友達に、「あわせたい人がいる」と電話をもらって、渋谷の古いビルの8Fにある「アジト」という名前の彼女のオフィスへ。

3,4人で話をするのかと思ったら既に20人くらいいるちょっとしたパーティ(飲み会)だった。

オフィスの主もメンバーを把握してない、社会人と大学生半分ずつぐらいの会だった。
そのパーティのテーマが「お薦めの本を紹介する」ということだった。
一人2,3分のプレゼン。

みんなはあらかじめテーマが与えられていて本や紹介のプレゼンの準備をしてきていたようだが、参加してからテーマを知ったのでもはや手遅れ。

「一般の人たち」に薦められるような本はあまり読んでない(まして人にプレゼンできるくらい頭に残っている本なんて!)ぞ、と困って紹介したのが、たまたま3日前に読んだ本書。

4044191107定本 物語消費論 (角川文庫)
角川書店 2001-10

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著者は(元)コミックの編集者で80年代末に書かれたエッセイ集。
いろいろなところに出したモノを集めたモノなので同じような内容が何度も繰り返されるが、それはご愛敬。

ビックリマンチョコ(今の大学生はほとんど知らなかった)が提示した「ストーリー」を断片化と商品化、集団の孤独とそれを支えるコミックやイデオロギー(本書では「反原発」)の流行り廃り、同人化の必然性とフィードバック、少年少女性の確立と担保・・・と読み進むごとにいつも使ってない能を使うのでおもしろい。

twitterにも引用(転載)したが、以下の部分がもっとも印象的な段落。

(略)
そこで浮上してくるのが概念としての<少女>である。<モノ>を生み出さず、ただこれと戯れ消費するだけのお気楽な人生を歳の中でもっとも完璧に体現しているのは誰か、と考えれば答えは自ずと明らかである。<女>ではなくあえて<少女>としたのは、<少女>とは出産という<生産>背絵も理念的には拒否した究極の消費者であるからである。具体的な少女文化を民俗学的に解釈し、その共通間感覚である<少女>性を抽出したとき、それは<モノ>を産み出さずただ<モノ>と戯れることを義務づけられた都市住民の心意と重なってくるはずである。かくしてここに少女民俗学という、一見ただの思いつきのような新たな民俗学の形が模索されることになる。


この本を読んでいると、身の回りのモノや自分自身に"物語"・"ストーリー"が大きく欠如しているのだと実感する。"ストーリー"が数字に負けて放棄されてる。
ゆっくり読んでも2時間くらいで読める本だが、20年の時を超えて今の身の回りに置き換えて考えるといろいろなところに発想がいって3日くらい楽しめる。

パーティでは社会人は「エリート」っぽい人(本当にそうかはわからないけど、少なくとも自分で自分のことをそう思っているだろう自信たっぷりな人)たちが多くて立派なビジネス書を紹介しつつ、学生に就活の荒波話をする、というのが多かった。

そういう鼻息荒い人たちのはなしを「へへぇ」と聞いて気持ちよくさせるように対応している学生の方がよっぽど大人だな、とおもった。個人的には、青学2年生の女の子がインドに行ったときに一人ふらっとスラムを歩いた時の話をしてくれたのが印象的でおもしろかった。

テーマがあらかじめわかってたら自著2冊持って行って売り込んだんだけどなぁ。
空気読まずに。


いきなりできます!最新ホームページ作り&HTML超入門 (大型本)

忙しくてしばらくblogを書けていなかったしばらくぶりがアレですが、本が出ました

4797355026いきなりできます!最新ホームページ作り&HTML超入門
ソフトバンククリエイティブ 2009-10-27

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今回は著者表示がなくて奥付に登場しているくらいですが。
会社の相方にサポート(料理作ってもらったり)してもらいながら執筆しました。

タイトル通り、超初心者向けのWebサイト作成の本。
HTMLって何?
という方から読んで頂けます。

理屈っぽいところをごっそり削ってとにかく触ってみよう、という趣旨の本ですので、初心者より上の方が細かく見るといろいろあるけれど、それはそれで。

fontタグとかcenterタグとか使ってはダメ、といっても初めての人にはそうはいかない(本書内でも前半で使用)のだけれど、それからCSSやらXHTMLやらを学び直すことを説得するのが難しい。
遊びのモノでも、ある程度の規模のサイトの運用したことがあるとCSSやXHTMLの有効性が身に染みるのだが、初めて作る人にはめんどくさいだけだろう。
CSSの必要性がわかった頃ににこの本を思い出して後半を読み返してもらえるとありがたいけど、どうだろう。

この本,1600円だ!安い。。
先ほど見本誌が届いて驚いた。


Linux-DB システム構築/運用入門 (DB Magazine SELECTION)

4798120723Linux-DB システム構築/運用入門 (DB Magazine SELECTION)
翔泳社 2009-09-17

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ぱらぱらと見てみたらおもしろそうだから買ってみた。
「入門」と書いてありつつあまり入門書ではなく、かなりの範囲がカバーされてる。
難しくはないが結構骨があってここのところの状況も書かれていてほんの通りに一通り触ってみるだけもおもしろい。
高可用性構成とかインデックスのチューニングなどは非常に参考になる。
一度目を通しておくとパフォーマンスチューニングの考え方が頭に入る。

SSD化や64bit化されての設計については、これからの課題。
ゆっくり慣れていくかな。


視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる

今日、ぽっかり時間ができたので時間つぶしに拝読。

4844327518視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる
インプレスジャパン 2009-09-10

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「シカマケ」もしくはskmkと略すらしい。
個人のblogに特化して書かれたデザイニング・マーケティングの解説書。

勉強会のログを追う形で説明されている。
内容はとても「まっとう」でタイトルの通り実践的、かな。
各課程でbefore / after での作例もあり、プロのアドバイスがどれだけ有効かが説得力を持っている。
一方で、この点こそが本書を読むときに気をつけなければいけない点。
基本的に(鬼かどうかは別として)コーチ付きのトレーニング(ワークショップ)を文字に興しているので、一人で本を読んで考える場合はアレンジが必要。考えの道筋をたどりつつ、進む・止めるの制御は自分でする必要がある。でないと、ドツボにはまって出られなくなるかも。(あぁ、くらい記憶が。)
本書の手法を十分に楽しむためには近くにWebディレクタでもいればつきあってもらった方がよいのでは。

ユーザビリティやさんとしてはもうすこしユーザビリティ・アクセシビリティへの配慮があるといいなと思ったが、スレ違いというものか。


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RubyによるMac OS Xデスクトップアプリケーション開発入門 ~Ruby×RubyCocoa/MacRuby×HotCocoa~

どうも余裕がなくなると読書メモをサボる癖が。
久しぶりの読書メモ。

483993178XRubyによるMac OS Xデスクトップアプリケーション開発入門 ~Ruby×RubyCocoa/MacRuby×HotCocoa~
木村 渡
毎日コミュニケーションズ 2009-09-25

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RubyCocoa と MacRubyの解説書。
Xcodeの使い方からして手取り足取りとても丁寧に書いてあって非常にわかりやすい。

RubyCocoaは遊んでみたことがあるがMacRubyは初体験。
Objective-C・CocoaとRubyをこんなにうまくマージしてあるとは。
RubyCocoaのような妥協感というかやっつけ感がなく、Rubyとして素直にスクリプティングすることができそうだ。
さすがRuby。

HotCocoaはかつての大失敗作HotJavaを連想させる名前だがこちらは便利に作られていて期待が持てる、かな。こっちはまだ未着手。

Macのアプリが本格的に手軽に作れるようになってきた。
GCのないObjectice-Cで泣きそうになりながらソフト書いていたあの日々は何だったのか。

RubyCocoaとMacRubyの違いは書かれていたが使い分け方がいまいちよくわからなかった。
MacRubyがまともに使えるようになるまでとりあえずRubyCocoaで、という理解でいいのかな。

この本があれば

1934356190Programming Cocoa with Ruby: Create Compelling Mac Apps Using RubyCocoa (The Facets of Ruby Series)
Pragmatic Bookshelf 2009-08

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この本はいらないかも。
こちらはRubyCocoaオンリー。前書きで「MacRubyはまだ使い物にならないからね!」といいわけしてた。

ところでsnow leopardではMacRuby0.4のバイナリはインストールできるが起動するとクラッシュする。自前で0.5をコンパイルする必要があり。
iCoreTech Research Labs » Having fun with MacRuby on Snow Leopard
ここを参考に。本当にllvmのインストールが必要だったのかは謎。

そしてXcode(3.2)でMacRubyを書こうとするとプロジェクトテンプレートはできているが新規ファイルのテンプレートがインストールされないので本書227ページで止まる。
こちらは対応策検討中。
xcode32_macruby.png


番組の本が出ます。

4063793818NHK ITホワイトボックス 世界一やさしいネット力養成講座 「ネットに弱い」が治る本
NHK「ITホワイトボックス」プロジェクト
講談社 2009-09-29

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半年関わってきた番組の本が出ます。
bmが本書に執筆しているわけではないすが・・・


COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 10月号

B002M3JVASCOURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 10月号 [雑誌]
講談社 2009-09-10

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Review+のレビュー第2弾。
前回のNewsWeekは電子書籍だったが、今回は紙の本がとどいた。
こちらの方が断然読みやすいしエントリモチベーション高くなる。

来年のワールドカップを控えてか、アフリカ特集。

特集全体的な感想としては、「援助」という名前(または手法)の元に西洋的文化と価値観 "de-fact standard" をがっしりと押しつけていくのはもうどうしようもないのだろう。(本書はそれに賛成の立場)
魔女狩りなんかの極端な例は別としても、西洋洗脳されてしまっている私たちからみると奇異な考えやしきたりも、本人たちにとっては本人たちの見方と考えがあるわけでそれぶっつぶして輸出先作ってもねぇ、、という。
教育ってそういうためのものだっけ。

結局のところ、戦後の日本の悲劇が繰り返される、と。


Programming Cocoa with Ruby: Create Compelling Mac Apps Using RubyCocoa (The Facets of Ruby Series)

1934356190Programming Cocoa with Ruby: Create Compelling Mac Apps Using RubyCocoa (The Facets of Ruby Series)
Pragmatic Bookshelf 2009-08

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ちょこっと実験で作りたい物があったのでRubyCocoaをいじってみた。
おそらく、現時点ではRubyCocoaの一番の解説書。
objectivce-C ->RubyCocoaの人でなく、むしろ初めてCocoaを触る人向けかな
Xcode,InterfaceBuilderの基本的な使い方についても解説されてる。
DelegateやNotification等についても細かく書かれてる。

既有知識の範囲でちょこちょこっとつくるにはRubyCocoaがやりやすかったが、これからはMacRubyになっていくんだろうな。
本書内ではMacRubyはまだβだし、RubyCocoaを置きかえるにはまだまだ時期尚早だよ!とかいてあった。


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かんたんプログラミング PHP

4774139831かんたんプログラミング PHP
技術評論社 2009-08-29

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本が出来ました。
(ゴーストでなく)自分の名前の単著は初めてです。

PHPとはなんぞや、から始まって最終章では箱庭twitterを作ってます。
本当の最後の章(個人的には一番面白いところ)はPDFで技術評論社の書籍のサポートサイトに掲載されるようです。
サポートサイトはまだ無い模様。
出来たら
かんたんプログラミングシリーズ書籍一覧|gihyo.jp ... 技術評論社
からリンクされると思います。


オブジェクト指向をたい焼きで説明したりしたのが吉と出るか凶と出るか・・・
書いては学生さんに読んで貰って直して、とやってかき上げました。
後ろの方は時間との戦いで、そうも行かなかった部分がありますが。

一般の書店には週末か週明けくらいから並ぶようです。
早く欲しい方は(是非上のリンクから)amazonクリックして下さい。
ついでにいろいろ高額商品も一緒に買って頂けると有り難いです。

それはともかく
まとまった文章書くのは自分の頭の中がすっきりと整理されてとても良い経験。
ごく基本的なところも、改めて自分で実験したりPHPのソースコードを読んだりして確認しながら理解して、というのはこういうきっかけがないとついスルーしてしまう。
それを説明するのに10年ちょっと前にPHPを初めて触った頃のこと、さらに3年ほど前にJavaでオブジェクト指向を理解しようとしてた頃を思い出しながら「分からなかった部分」をたどるのはなかなかにエキサイティングだった。メタ認知?メタメタ認知?

大きな変更をいくつものんで頂くなど負担をかけてしまった編集者の方にお詫びとお礼を感じつつ。
出版社に赤字が出ないくらいには、売れますように。


Read More ≫
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WEB+DB PRESS Vol.52

4774139300WEB+DB PRESS Vol.52
WEB+DB PRESS編集部
技術評論社 2009-08-22

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頂いたままエントリせずにボケボケしてたら明日が発売日になってしまった。
今号は表紙の絵が美しくかつバイオレンス。
webdb52.jpg

この後、茶色い子は締め付けられ食べられてしまうのだろうか。

「新人さんに贈る」号。
何故この時期に?とちょっと思いつつ。
全体的には、今回はやや地味な印象かな

 メイン特集はJavaプログラミングとVim。
Javaプログラミングの習慣特集はほぼオブジェクト指向の基礎。
こういう広い内容をうまくコンパクトにまとめてあるな、と。

個人的におもしろかったのはストレージがSSDになるとDB設計がどう変わるか、という特集。
SLCとMLCでDBMS自体の考え方が変わるのか。
MLCは特化したDBMSが必要、SLCは既存のものをそのまま使って問題ない、という結論。
なるほど。
MLCはSLCが安く大きくなれば早晩廃れそうな気もするしMLCは見送りかな。

SQLアカデミーとそこから派生したgooglingでで何故世のDBMSがこんなに真偽値の扱いがヘタなのかを知る。

そういえば最近姉妹紙のSD誌がイマイチ面白くない。
どうしたことだろう。


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グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書)

4344981359グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書)
幻冬舎 2009-07

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タイトルが挑発的なのに対して中身はごく"まっとう"なオジサン本。
(そもそもグーグルに依存しないネットビジネスって可能なのか?)

bmがオジサン本嫌いだからかも知れないけれど「ナゼ今1冊の本にしたのか?」というギモンがつまった1冊。

大枠ではIT理解できない経営者は無能だ、という主張。
オビには「ネットビジネスを成功に導く5箇条」として

  1. 誰でも始められるからこそ、ビジネス展開を早くする
  2. ネットショップの商品は、必ずリアル店舗より安くする
  3. 動画コンテンツの価格は安すぎても高すぎてもダメ
  4. ネット通販の市場は10倍以上にまだまだ伸びる
  5. ネットリテラシーの低い経営者には今すぐ退いてもらう

と書かれていて、だいたい、これが要約となっている

事例のアップデートはあるものの、4年くらい前の"Web2.0"が流行った頃にそこらのblogやらに書かれていた内容そのまま。
ドコモを辞めてマスコミに出てタレント文化人するのも落ち着いたから、というタイミングだからではあるんだろうけれどそれにしても遅すぎる。
今の時点で、このメッセージを理解できないオジサン達には今更言っても届かないだろう。

本の後半になるに従って自分の実績の自慢と自分に都合の良い論理展開にどんどん変わっていく。
肝心なところで具体例を省くので「ほんとか?」という部分も多い。

夏野さんも完全に現場の人でなく権威付けの偶像になってしまったんだな、と。


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大人の科学マガジン Vol.24 (4ビットマイコン)

4056054711大人の科学マガジン Vol.24 (4ビットマイコン) (Gakken Mook)
大人の科学マガジン編集部
学習研究社 2009-07-01

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これはおもしろい。

付録(ご多分に漏れず、実質的にこっちが本体だが)の4ビットマイコンはFXマイコンの復刻。
命令セットが32個しかない。

Vol.24 4ビットマイコン | 大人の科学マガジン | 大人の科学.net

アセンブラを打ち込んでいると、小学生の時に与えられたカシオのポケコンや専門学校でやらされたTK-80の演習を思い出す。
演習は温度計のプログラムだったかな。

掲載されたプログラムを2つ3つ打ち込んでみると勘がつくので、すぐオリジナルのプログラムをつくれるようになる。ふと思いついた内容を忘れる前に打ち込み終えられる。
アホみたいにシンプル。
こういうシンプルなコンピュータをいじっていると、プログラミングはリズムだ、と言うことを思い出し、実感する。

あの時代はこんな7セグLEDが音階に見えたり迷路に見えたりしていたんだ。
アスキーアートの1/100も表現力無いのに。
周りから見たら完全に怪しいヤツ。
7セグLEDでウィザードリー作っていた、と言うのは我ながらおかしい発想だった。
やっぱり病んでいたんだなぁ。

別冊 オトナの科学のシンセサイザーに繋いでシーケンサーとして使う記事はおもしろかった。


こんなおもちゃが2500円で買えるんだから良い時代。


4056051836大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル (Gakken Mook 別冊大人の科学マガジン)
大人の科学マガジン編集部
学習研究社 2008-07-30

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デザイニング・ウェブナビゲーション ―最適なユーザーエクスペリエンスの設計


4873114101デザイニング・ウェブナビゲーション ―最適なユーザーエクスペリエンスの設計
長谷川 敦士 (監訳)
オライリージャパン 2009-05-25

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ここ数ヶ月のベスト。
しばらく仕事がアホのように忙しくてあまり本が読めなかったフラストレーションを、晴らしてくれた。
一通りのナビゲーションの種類と使い処がとても良くまとまっている。
情報構造、サイトの種類、ユーザの情報探索モードとナビゲーションの関係が何となく頭の中に蓄積されていたものがすっきり整理された。

今までの「思い込み」を打破してくれる内容も多々。
サイト構造ではなく、ユーザのページ遷移履歴を反映させたパンくずリストは(本来の「パンくずリスト」としての役割に近いながらも)ユーザを混乱させやすいと考えていたが、そうではないようだ。
であれば、CMSが前提となる場面では遷移履歴のパンくずリストも上手く使っていけるかな。
とはいえ使い処は気をつけないといけないだろう、というところも読み取れる。

ところどこに入る訳者注も的を得ていて素敵。

早速今ディレクション・コンサルティングしているサイトのナビゲーション設計を見直すチャンスになった。これは机の近くに常備しておくべき本。

難点はちょっと高いことかな。
部数が出ないだろうからやむを得ないと思うのだが、こういう本が安くなってみんなが読むようになればいいのに、と思う。
安くなったらみんなが読むのかは謎だけれど。


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Make: Technology on Your Time Volume 07

Make: Technology on Your Time Volume 07Make: Technology on Your Time Volume 07
オライリー・ジャパン


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「あの楽器」をキャッチアップできていなくて時々話に出てくると「何だろう」と思っていたがことの始まりから書かれていてやっとなんだか分かった。
一人が作った動画の「おまけアイテム」が実体化されていく過程はエキサイティングだ。
神社が新しいカルチャを牽引している、と言うのが今っぽくなくておもしろい。

本誌ではあまり語られていない技術面がニコニコで解説されている。


 アイルランドの人が「音楽のチェス」がパチンコ玉とCRTで再現している。
名前が「ビートベアリング・タンジブルリズムシーケンサー」。
動画が落ちてた。

これがArduinoで動いてるのか。すごいな

ちなみに音楽のチェスはこちら
音楽のチェス
あれはもう12年も前か。


新・資本論 僕はお金の正体がわかった

新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書)新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書)
堀江 貴文


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ホリエモンは話がうまいのだと思う。
特に詭弁を上手く単純化して説得力を持たせてしゃべるのが。
(まぁ、詭弁というのは得てしてそういうものだが。)

もう人の世話になりたくないみたいな人とか、人としゃべるのがイヤだとか自ら助けを求められない人、あるいは役所に「そんなのまず努力してから来なさい」とかいわれて、「はい、すいません」って引き下がっちゃう人が餓死しちゃったりとかしているのは事実。

だけど、これも誤解を恐れずに言うと、それはその人の個性の問題に近い。ア割の人がナントカ助けてあげられれば良いんだろうけど、自ら関係性を立っていたりして、周りの人も手の差し伸べようがないってケースも少なくないと思う。

というのは注意深く読まないと「そうか」と思ってしまうだろう。
2度目読み返すと、いやいや、そうじゃないだろう、と気付く。
会話に2度目はないので1度目の勢いで納得してしまう。
敗れたとはいえ亀井静香の政治生命を奪うべく喧嘩をふっかけられる彼だからこそ言える(言ってしまう)一言なんだろう。
そういうエンタテイメントが彼の言葉には存分に潜んでいる。

しかし彼の言葉も本書ではあまり見られない。
飲み屋かどこかでやった対談をまとめました、と言う感じの本で内容がない。
結局35年ローンと銀行は国民を騙してケシカラン、と言う程度の話で終わってしまっている。
タイトルの「新・資本論」はどこへ言ったんだ、という。
株価100分割の話とかにちょっと白々しい後付けが書かれていたりもして1冊を通しての論点がブレブレになってしまっている。

彼の本格的社会復帰の足がかりとしてはだいぶお粗末な本だった。


Baby Marx

昨年横トリで人気No.1だったBaby Marxが本になった。

babymarx.jpg

CCA北九州より。

(実は)横浜トリエンナーレで公開されていたのは"予告編"。
その後、北九州での展示を経て近々海外で展開がある様子。

babymarx2.jpg

本書は台本というわけでもなくフィルムブックというわけでもなく、ゆっくりペドロの世界に浸れる1冊。
もちろん、電子レンジで温めたコーヒー片手に。

bmは個人的に昨年の横トリの撮影時の苦労や懐かしさが重なって読めたりもするのだけれど。



ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実

ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実ARのすべて-ケータイとネットを変える拡張現実
日経コミュニケーション編集部


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浅く広くARを把握するのに良い本。
特に新しいすごいモノを知ったというのはないが、人に説明するときにこれら今泊まったモノを䵷がまに入れておくとやりやすくなる。

暦本先生の講演書きおこしが最も説得力があった。
やはり実際にモノを作ってる、具体的に動いている人の話が一番説得力があり響く。
可視光通信の話は、個人的に取り組んでいる(しかし現在の所うまくいってない)「tenorio-onを2次元バーコードに」実験にもつながる話でナルホド、と。
炎上とかKYとかキャッチー名言葉でARを位置づけている章もあったが、やや浅はかな感じが。

多摩センターで買って多摩センター - 新宿で読めました。
お手軽。
ただしお値段が手軽じゃない。1800円くらいじゃないかなぁ。


来月、本が出ます

去年、章を1つを書いた本が、来月17日に発売されると連絡が。

Multiplatform E-learning Systems and Technologies: Mobile Devices for Ubiquitous Ict-based EducationMultiplatform E-learning Systems and Technologies: Mobile Devices for Ubiquitous Ict-based Education
Tiong T. Goh


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高っ。
一桁間違ってるんじゃないか、という。

論文集のようなモノだと思っていたら「とうとう出るからね!ちゃんと宣伝してね!」とメールが来たのでいわれるがママ。売れてもbmには印税はいりません。

bmは以前の学会を見てくださったらしい方に声をかけて頂いてARっぽい博物館展示システムについて1章書きました。

ちなみに英語です。
初稿は英語がダメすぎる、と跳ね返されたりもしました。
peer reviewではおまえのはMobileっぽくない、とも言われました。
bmもうすうすそう思っていました。向こうから声かけてもらったのに!
世界の壁は厚いです。
でも、結果としてはトリを抑えたのでよしとします。

TOCは本家Web参照。
Information Science Reference


ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

"ウェブはバカと暇人のもの"なら、どこまでもバカになりきるさ。
だってWebはおもしろいもん。

と思いながら読み始めた。

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
中川淳一郎


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頂き物。

タイトルが挑発的なだけで内容がなかった。
Webとマスコミの2項対立、というストーリーの構図が食傷気味だ。
マスコミの方が影響力が強い(分析)からタイトルの通り(結論)という話の流れがめちゃめちゃだ

本書のスジにのるなら、
読書もバカと暇人のもの だし
会話もバカと暇人のもの だし
この地球だってバカと暇人のもの。
この本がまさしくバカと暇人のもの なのだろう。

そんな本でした。


iPhone Hacks

iPhone HacksiPhone Hacks
D Jurick


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和書でほぼ同名のちょっとイマイチな本があるが、全然別物。
oreillyのhacksシリーズの中でも充実したhack数

ほとんどがJailBreakネタだがsimのunlock方法とか正規SDKの最初の手続き(みんなが悩んでApple sucks!となるアレ)の詳しい解説など。
本体のカラーリングをしてくれる業者の紹介とかもあり。
SIMカード自体をアマチュアがプログラムできるのは知らなかった。

毎度のファームウエアのバージョンアップの精神的に負担が大きいのでJailbreakからは離れていたがこれはJailbreakしないとなぁ、と思い直した今日この頃。

後方のハードウエアネタが特におもしろい。
Jailbreakなしで外付けキーボードを繋げられるらしい。
だったらアップルのロゴナシで良いからどこか製品出してくれないかな。
Dockコネクタは自分で用意するから。

最後の写真はこれ。
iphonehacks.jpg
HACKっぽいじゃないですか。


シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代

シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代
梅田望夫


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梅田氏のサバティカル明けの新刊。
彼の趣味が将棋であることはそこかしこで自ら書いているのでタイトルに違和感はない。
半年間の充電の後、将棋というメタファを使って何を言うのだろう、と期待して読んだ。

その思いは中頃で裏切られた。
将棋はメタファでなく限りなく主題だった。
お決まりのIT高速道路論も出てはくるが。

bmは将棋を指せない。
駒の動き方は雑学的に知っているそれ以上のことは全く知らない。
囲碁も同様。
1五歩、などその筋の表記がボコボコと出てきてbmの理解を妨げる。
読み飛ばして良いのだろうか。
この「1五歩」が後から効いてくるのだろうか、と。
結局どんどん読み飛ばしたのだけれど。

オビには

たとえルールが
分からなくても
「観る」おもしろさを
知っている
すべての人に。

と書かれている。
本書内でもとにかく観る人の裾野を広げる姿勢を強調している。

ルールが分からなくても観て面白いなんてことがあるのだろうか。
bmはスポーツ観戦もほとんどしない。
野球とサッカーのルールはそこらを歩いているオネーチャンのレベルならわかるが、ラグビーは全く分からない。ペアプログラミングも試してみたが、出るのは感嘆よりあくびだった。
「観る」おもしろさ、を知らない方かも知れない。
でも、美しく刈られた芝生の上をビルドされた肉体が走り回る姿は観ていて面白そうだと想像がつくが、ルールの分からないのに(つまりランダムに)駒を前後に動くのを観て、面白いのだろうか。
定石の強さ、そこに攻め入る美しさ、を感じ取ることができるのだろうか。
残念ながらそこを読み解けなかった。

それにしても、佐藤・羽生の両氏が現代将棋を導入するまでの

しかし羽生が問題視していたのは、将棋界に存在していた、日本の村社会にも共通する、独自の年功を重んずる伝統や暗黙のリールが、盤上の自由を妨げていたことだった。
「将棋の第一人者たるもの、少なくとも若いうちは居飛車党の正統派でなければならない、歴代の名人は皆そうだった」「名人戦のような大舞台では、将棋の純文学たる矢倉をさすべきだ」「大舞台で先手を持って大先輩棋士を相手に飛車を振るなんて」などなど。

というのは衝撃的だった。

それは競技それぞれに伝統やカルチャはあるだろうけれど、それは勝負の外の話でしょう、と思っていた。勝負の中にまで年功序列を持ち込んで若者を押さえつけるなんて。それが勝負なのだろうか、と。半ばデキレースじゃないか、と。
「最近のワカモノ」がそれをやっと壊した、情報化がそれをサポートした、というのはなかなか興味深い。極めた人におぼろげに見えてくる、そして俗に言う「○○の向こう側にあるもの」が再定義されて伝わってくる(らしい、ルールが分かる人には。)という。

これを読むと人間もどんどんと進化しているのだ、と。
記憶の外部化が許されるようになる一方で、処理能力がじゃんじゃん上がっていっているようだ。
1年間に生み出される「せいぜい2000局」のすべての局面とそこからの可能性を処理して理解していくというのはものすごいな、と思う。

この本で最も面白かったのは、

リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法
武舎 広幸 武舎 るみ


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これとの並べ読みだった。
著者にも全然つながりがないし、たまたま、本当にたまたまこのタイミングで発売されたから続けて読んだのだが、まるで両書はお互い同士を補完するかのような2冊だった。
その辺の内容は、リファクタリング・ウェットウェア の書評にでも。(書くかどうかは未定。)


ドコバラ!―シワの多いイケメン、大食い、美人薄命の謎

ドコバラ!―シワの多いイケメン、大食い、美人薄命の謎ドコバラ!―シワの多いイケメン、大食い、美人薄命の謎
竹内 久美子


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実物はこんなに黄色くない。
なんでAmzonのジャケットはこんな色なんだ。

bmの読書後、最も無事にもらわれていくのが多いのが竹内久美子の著書。
個人的にも結構好きで一通り読んでいる。
全部信じてはいけないと思うが、読み物としておもしろい。

「ドコバラ」と言うタイトルは「ウブツ ウドウガク バラエティ」とのこと。

「美人薄命」というのは、早く死んだ人ほど美しいまま記憶されmさらにそれが美化していくからかと思っていた。夏目雅子的な。
が、違うらしい。本当に美人早く死ぬらしい。

この、学問を少し拡大解釈して身に引きつけて面白く書く、というのは一般へのアピールが大きい。
かなりの文章力と発想力が必要だが。


現代美術のキーワード100

現代美術のキーワード100 (ちくま新書 779)現代美術のキーワード100 (ちくま新書 779)
暮沢 剛巳


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この本について書くように頼まれていたことをすっかり忘れていた。

この本は100のキーワードから「現代アート」を解説しているが、100はキーワードと言うよりは章立てだと考えた方が読みやすいと思う。
つまりリファレンス的なものと言うよりは頭から読んでいくタイプ。
カバーしているワードに偏りがあるし、並べ方も時代や話の流れの通りに並んでいる。
作品の写真もほとんど無くて代表作並べてあるだけなのでたぶん、最初に読んでも分かりづらいのでは。

言うなれば、教科書的ということか。
書いてあることが理解できてもなんだかしっくり来ない。身になった気がしない。
そう、義務教育で歴史を習わされて"歴史の流れ"をおぼえられも"歴史"が全然分からなかったような。
読み終わったら「ごくろうさま」で終わってしまうような

アマゾンのカスタマレビューにも書かれているとおり、暮沢氏もいい加減ネタ切れと見える。
・・・と、頼まれた書評でもクチの悪いbmが書くと持ち上げられない。

現代アートについて何となく新書を読んでみるのであれば、カバレッジは低いが

現代アートビジネス (アスキー新書 61)現代アートビジネス (アスキー新書 61)
小山 登美夫


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こちらの方が脚色がありつつも臨場感があって面白いのではないかと思う。
小山登美夫だし。
アンチキャピタリズムの人は舌打ちしそうだが。


デザインを科学する 人はなぜその色や形に惹かれるのか? (サイエンス・アイ新書)

デザインを科学する 人はなぜその色や形に惹かれるのか? (サイエンス・アイ新書)デザインを科学する 人はなぜその色や形に惹かれるのか? (サイエンス・アイ新書)
ポーポー・ポロダクション


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このシリーズは今まで何となくスルーしていたがこの度初めて読んでみた。
ブルーバックスを「マンガでわかる〜」アレンジして中学生向けにした感じか。
でも、マンガを読むのが苦手なbmにも読める。

内容的にも平易で電車の中でさらっと読める本。
雑学レベルなので、デザイナではなく何となく興味ある人向け。
前半が物理的な内容、後半が心理学的な内容に重みが置かれている。

引き合いに出されている実験などに参考文献が書いてあればもう少し深みが出たかな。


多読術 (ちくまプリマー新書)

多読術 (ちくまプリマー新書)多読術 (ちくまプリマー新書)
松岡正剛


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松岡正剛氏の読書スタイルについての随筆的な本。
インタビュー形式で読みやすくなっている。

タイトルは「多読術」となっているが、書中の彼の言葉を使うのであれば「攻読術」のほうがしっくり来るかも知れない。

「無知から未知へ」のナビとして読書を位置づけ、読前・読中・読後と彼の手の内を見せていく。
この本を読んでいると彼の文章が書評らしくくなくエッセイのように読めるのが納得いく。

書中では目次から読んで(目次だけで3分かけるらしい。びっくり。)、あとは後書きからでも本文からでも、と書かれているが本書は断然後書きから書いた方が分かりやすいだろう、と思わず本文から読んでしまって最後に気付いた。後書きでは「>本を読む本 」と本書を対比させながらポジションをはっきりさせている。

ふんだんに登場する彼の暗喩が面白いので、それを楽しみに読み進めることができるのもポイント。
とはいえ、この本を読んだからといってbmには彼ほど丁寧にスピーディーに本を読み続けることはできないのだが。

彼がこのタイミングでこの本を書いたのは一体どういうことなのだろう。
今までもこの本は書くタイミングは幾らでもあっただろうし、もっと後に書くことも出来ただろう。
彼にとって何かの区切りがあるのか、ただの偶然か。


WEB+DB PRESS Vol.50

WEB+DB PRESS Vol.50WEB+DB PRESS Vol.50
WEB+DB PRESS編集部


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2ヶ月に一度のお楽しみ。

Web+DBがとうとうVol.50だそうで。
50冊のうちbmが記事を書かせて頂いたのは3回しかないのに毎度送って頂いてありがたいことです。

第1特集「新人時代におさえておくべき50の知識」は結局50というのがどの50なのかよく分からなかったのだが、それは大きな問題ではない、たぶん。開発系会社の社長を集めて座談会をしているのだけれど、大企業のSEとかPMとかも入れるとさらに面白かったのかな、と。

第2特集の「はじめてのGit」がとても面白かった。
個人か少人数での開発が多いし新しいの覚えるの面倒だからSubversionで良いじゃん、と思っていたのだけれどこれははやくGitに乗り換えた方が人生幸せにになるのでないか、と。
概念的にも操作もコマンド体系も極シンプル。
愛用のTextMateにもGit bundleがあるようだし。

特集以外でJoel spolskyのインタビューがおもしろい。

More Joel on SoftwareMore Joel on Software
青木 靖


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の宣伝記事ではあるが、Joelの言うことは明晰でわかりやすい。

- 自分の会社をやることの一番良いところは何でしょう?


ボスがいないこと!何をしていいとか、何をしちゃダメだとか言う人間があれもいないのです。


- では自分の会社をやることの一番しんどいところは何でしょう?


ボスがいないこと!どうすべきだとか、どうすべきでないとかアドバイスしてくれる人が誰もいないのです。

That's right.
そして明日もbmの迷走は続く。


Software Design (ソフトウエア デザイン) 2009年 05月号 [雑誌]

Software Design (ソフトウエア デザイン) 2009年 05月号 [雑誌]Software Design (ソフトウエア デザイン) 2009年 05月号 [雑誌]


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毎月、気が向いたら買ってるsoftware design。
今号は(なぜかこの時期に)2005年から2007年のバックナンバーの特集だけPDFにしたCD-ROMが添付されてる。
1年半前までだったら折角だから全文PDFにしてほしい
もしくは
特集だけにするなら最近のものまで載せて欲しい
と思う。
それとインデックスが使いづらい。
○○年xx月号、という羅列だけで内容が分からない。
内容まで含めた一覧性が欲しかった。
とはいえいつもとの差額300円でこのCD-ROMはお得。

今号の特集はUbuntuとZFS。
Macがintel insideになったことからデスクトップLinuxにほとんど興味が無くなってしまったのだけれど、この特集を読むとUbuntuはやっぱり良くできているなぁ、と。
やっと、ちゃんとユーザエクスペリエンスのデザインと技術的なデザインがかみ合ってきたデスクトップLinuxになった、と。
ただ登場が遅すぎたのが悔やまれる。
このUbuntuとNetBookPCが4,5年まえに出ていたら、本当にWindowsの勢力図ハメに見えて縮小していただろう、と思う。


Arduinoをはじめよう

ArduinoをはじめようArduinoをはじめよう
船田 巧


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Arduinoの超入門本。
Arduinoも日本で普通に買えるようになったし今までにもましてArduinoプロジェクトがいろいろ出てくるのだろうか。
本書の範囲では発光ダイオードやCdSなど何処でもすぐに手に入るパーツで本当に簡単にArduinoを動かしてみる、という感じ。
パーツには型番も書いてあるのでそのままメモってお店に行けばいい、という超親切記述。

こういう超入門本でオームの法則をすら書かなくて良くなった、と言うのはArduinoのすばらしい功績。

Making Things Talk -Arduinoで作る「会話」するモノたちMaking Things Talk -Arduinoで作る「会話」するモノたち
小林 茂 (監訳) 水原 文


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この本を持っていれば、上の本はいらないかもしれない。
先に上の本とArduinoを買ったら、次は下の本を。


不完全な現実―デジタル・メディアの経験

不完全な現実―デジタル・メディアの経験不完全な現実―デジタル・メディアの経験
藤幡 正樹


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藤幡正樹の最新刊。
といっても2005年から2008年のInterCommunication誌への寄稿をまとめたもので、文章自体はちょっと前のものだ。

文章はちょっと前でも内容は古くなっておらず考えさせられる。
一部蓮見重彦の様でもあり、一部シェークスピアの様でもあり、彼の文章のなかにはいろいろなテイストとモチーフが混在する。

そう、デジタルカメラの本質は「見ないことの実践」なのだ。

という途中の結論のひとつがこの本の大きな特徴を示している。
メディアアートのような堅い理屈をベースとした"アート"を好きでない人はこの本はひどく受け入れがたいであろう。
「この人は何を言っているんだか・・・」
と一言で片付いてしまうだろう。
堅いのが好きなbmにとっては歯ごたえのあっておいしい1冊でした。

ゆっくり時間のあるときに、お勧め


鬼も食べなければ生きていけない

社長(?)から誕生日の祝い第2弾を頂きました。
第1弾はこちら

やはりAmazon。
kazaru先生にもらったメッセージの意味がやっと分かった。

anti_aging3.jpg

先輩後輩(なのか、師弟なのか、この2人の関係は分からない)、2人からの合わせると歓迎メッセージ。
まるでRPGのようだ。


中は

アンチエイジングの鬼レシピ 食べる美容液アンチエイジングの鬼レシピ 食べる美容液
勝田 小百合


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この本。

kazaru先生から頂いたアンチエイジングの鬼は「美人開花シリーズ」のマークがついているが、この本にはついてない。続編なのに。

本文では「鬼世代」と言う言葉が普通に使われている。
その言葉の定義は多分書かれていない。
bmが小学生だった頃の母親の年齢付近のことを言うのかしら。
2chでは既婚女性を略して「きじょ」、転じて「鬼女」と書きその恐ろしさをあがめたてるのが習慣のようだが、そんな破壊力が見て取れた。

それはともかくこの本のベースとなっている理論は「ナチュラルハイジーン」というもの。
natural-high gene (ナチュラルハイな遺伝子)かと思って「すごいなこれ」と思ったが、調べてみたらhygieneと言う言葉があるらしい。

Hygiene refers to practices associated with ensuring good health and cleanliness. Such practices vary widely and what is considered acceptable in one culture may be unacceptable in another. In medical contexts, the term "hygiene" refers to the maintenance of health and healthy living. The term appears in phrases such as personal hygiene, domestic hygiene, dental hygiene, and occupational hygiene and is frequently used in connection with public health. The term "hygiene" is derived from Hygieia, the Greek goddess of health, cleanliness and sanitation. Hygiene is also a science that deals with the promotion and preservation of health, also called hygienics.
wikipediaより。

アテネの健康の神に祈りましょう、と言うことではなく、それらを19世紀にアメリカの医師達がルネッサンスしたものらしい。

AM4時〜AM12時を排泄の時間帯

AM12時〜PM8時を栄養補給の時間帯

PM8時〜AM4時を代謝の時間帯

として行動計画を立てるようだ。

レシピの方は写真が綺麗で美味しそうなものが並ぶ。
なかにはリンゴ豆乳とか甘酒プリントか不思議なアイテムも。
写真が綺麗で、とても自分じゃ出来ないな−、とへこみつつ。
飾り包丁まで綺麗に残っている白身魚のブイヤベースってどうやるんだ。
新鮮な鯛とか使えば出来るのかな。

大発見があった
「スナックえんどう」ではなく「スナップえんどう」だった。
昔から、なんでスナックなんだろう、と思ってたんだけれどそもそもスナックじゃなかった。
snapか、なるほど 。
スナップえんどうとスナックえんどうに違いはあるのか? | エキサイトニュース

正直、知識がなく鬼の食事としてふさわしいモノかどうかは分からない。
どういう状態のときにどれとどれを組み合わせると効果的なのか、と言うナビゲーションがあるとなお良いかと。

誰か3人目、このレシピを実体化してくれる人を贈ってくれる方、募集。

プレゼント、どうもありがとうございました。


鬼になる

誕生日の祝いをkazaru大先生から頂きました。

anti_aging1.jpg
世にも珍しいAmazon ギフトラッピング

anti_aging2.jpg
ついていたメッセージカード。
彼はいつも言葉少なで、はき出す言葉は常に人を試すようだ。
この言葉、どう受け取ればいいのだろう。

中は

アンチエイジングの鬼アンチエイジングの鬼
勝田 小百合


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この本。
最近本を読むのはほとんど家の外(家の中だと仕事が容赦なく降ってくる!)で、なのだがこれは電車とかでちょっと読みづらい。
本のオビを見るとPhotoShopの本かと一瞬思うが、中はそうではない。

著者は
アンチエイジングの鬼 - 楽天ブログ(Blog)
のblogオーナーで40歳(執筆当時39歳)で"いよいよ迫り来る40代の壁を前に、微笑みながら最後の爪を研いでいる(本書前書きより)"カイロプラクター。

第1章 骨格、姿勢を正して若返る/第2章 顔を鍛える/第3章 美しい化粧品とスキンケア/第4章 アンチエイジングレシピ/第5章 食べるアンチエイジング/第6章 ホルモンの減少に打ち勝つ!

と言う幅広い内容。
女性はいろいろ買ったり飲んだり食べたり押したり引っ張ったり塗ったり落としたり大変なようだ。

石けんはやっぱりアレッポらしい。
アレッポってそこらじゅうでピンキリで売ってるんだけど、どれでも一緒なのだろうか。

マッサージは普通に気持ちよかったので先ほどからくり返し実践中。

"パタカラ"とか"苺甘酒シェイク"とか"ブラックジンガー玄米&金時しょうが末"とか時々不思議なアイテム(後ろ2つは4章のレシピの一部)が出てくる。

基本的に「博士」とか「NASA」とかオーソリティーを使って科学的に書いてあるようだけれど時々不思議なことが書いてある

体温が一度上がると免疫力が6倍上がります。でも、もし体温が1度下がると・・・・
免疫力が40%低下

・・・  (P.46)

計算合わないゾ。


kazaru先生!一番欲しい、脳のアンチエイジングが書かれてないよ!

プレゼント、どうもありがとうございました。


デザイン基本帳 本当に必要なプロのルール


デザイン基本帳 本当に必要なプロのルールデザイン基本帳 本当に必要なプロのルール
クロスデザイン


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タイトルの通り、おさえておくべきツボが1項目見開き2ページで簡潔に説明されている
基本的に紙のデザインの本だが、Webならこう、という風にも書かれている。
特別なことは書いておらず、作業する上で基本的なことを非常にコンパクトに実例付きで要約してあって読みやすい。
基本的にAdobe(旧マクロメディア含まず)べったりでツールはInDesign,Illutrator,Photoshop。

Webの仕事をしていて、紙がメインのデザイナとなかなかコミュニケーションが取りづらいことがあるが、これを一通り読んでみると紙の人たちがどんな風にデザインをし、Webにどれほどフラストレーションを持っているか、垣間見ることが出来る。(あくまで「垣間見られる」というレベルだが。)
そして、今まで私がデータの受け渡しをどれだけお馬鹿にやっていたのかが分かって反省。

紙の人と上手くコミュニケーション取れなかった経験のあるWeb屋さんは一度目を通しておくことと良い本。


デジタル・ナルシス―情報科学パイオニアたちの欲望 (岩波現代文庫)

デジタル・ナルシス―情報科学パイオニアたちの欲望 (岩波現代文庫)デジタル・ナルシス―情報科学パイオニアたちの欲望 (岩波現代文庫)
西垣 通


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コンピュータ(もっと言えば「情報科学」)の基礎を気付いたインテリジェント達の伝記集。
一人あたり30ページ強でまとまっていて読みやすい。
ノイマン、チューリング、バベッジ、シャノン、グレゴリー・ベイトソン、ウィナー・・・と。

学者らしくなく、作家のような美しい文章で彼らととりまきの苦悩と狂気が描かれる。
オビには

「オタク」の起源はここにあった!

とあるが、これは「オタク」の話ではない。
最高のインテリジェンス達の緊張感ある生き様が非常に本人に近い視線で描かれる。

そして、こんなインテリジェンス達でもちょっと気を抜くと簡単に老け込んでしまったり社会からはじかれてしまうのだ。
世間は厳しい。


生とデザイン―かたちの詩学〈1〉 (中公文庫)

生とデザイン―かたちの詩学〈1〉 (中公文庫)生とデザイン―かたちの詩学〈1〉 (中公文庫)
向井 周太郎


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向井秀徳・・・ でなく 向井周太郎の作品が文庫化された。

少々小難しいので読み進めるのにちょっと時間がかかるが、日本人はみんなこの本を読むと良いと思った。
そうすれば、「デザインは右脳でやるもんだ」なんて誤解は国内から消えるだろう。
事実を分解して理論を積み上げて要求を分析して最後に余分を削って、出てくるのがデザイン。

この本に書かれている分析が必ずしも全て正しいと言うことはないだろうとおもう。
偶然の一致に後付けが産まれてしまったと言う内容もいくつか含まれているだろう。
そんなエラーも突然変異のように意味の進化ネットワークに特異点をあたえている。

Kazaru氏が言い続けていることの根本が綺麗にこの本に詰まっている。
彼の師匠の著書だから不思議なことはないのだが。
美大とか入ると、まず最初にこういう本を読むんだろうか。(勝手な想像)

印象深かったのは、頭の方のページに書いてあったこの部分

宇宙のいのちとふれ合い、私たちの中に全世界が反映し、私たちの中に宇宙がそのまま宿るというこの宇宙受胎の光景からは、他方、現代のインフォメーション(情報)と言う概念の原義もまた呼び覚まされてくる。この動詞のインフォルム(inform)の原義には「生気を吹き込む、生気を満たす」という意味があり、インフォメーション(information)は「生気を吹き込む行為」(action of informing)だといえる。私たちのなかに「いのち」がインフォルムされて、それがはじめて「情報」となるのだと言える。情報も世界の息吹のひびきであり、本来世界生成の生動的リズムではないだろうか。

この部分だけ読むとイミワカンナーイかもしれないけれど、1冊通して読むとこの部分がキーになっているのがあとから分かる。

この本、カバーデザインが原研哉。
この人の作品全てに通じるが、傷つけたりするととても汚く見えてしまうので丁寧に扱わねばならない。
雑に扱っているわけではないが、いつでも読めるようにカバンやポケットなどに無造作にぽん、っと入れておくと悲しいことになる。
おきをつけを。


ドーキンス VS グールド (ちくま学芸文庫)

ドーキンス VS グールド (ちくま学芸文庫)ドーキンス VS グールド (ちくま学芸文庫)
狩野 秀之


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かつて大バトルをしいたリチャード・ドーキンスとスティーヴン・グールドのそれぞれの主張が対比され、共に説得力を持って描かれている。
グールドの断続平衡説はこうして読んでみると改めて面白い説だと思う。

グールドは、断続平衡のパターンが外挿主義への反論になると主張した。外挿主義者たちは、種の中で進化的順応が漸進的に起きることを期待せざるをえない。外挿主義は、種の進化的順の追うが漸進的に起きると想定している。徐々に種自体を変化させていくことで、新しい環境に的tごうする用になっていくというのだ(なぜなら、地域集団がそのように変化するのを我々は知っているからだ)。

進化倫理学入門 (光文社新書)

進化倫理学入門 (光文社新書)進化倫理学入門 (光文社新書)
内藤淳


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「利己的」なのが結局、正しい

という副題に行動経済学の匂いを感じ取って買ってみた。
が、基本的にドーキンスの利己的な遺伝子の一部分の解説書という感じだった。
進化倫理学の本でもなく、行動経済学の本でもなかった。

本書は5章"「私」の利益になる「正しい社会」"だけ読めばよいと思う。


エコシフト (講談社現代新書)

ここから機内で読んだ本。

エコシフト (講談社現代新書)エコシフト (講談社現代新書)
マエキタ ミヤコ


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ここしばらく、仕事で"エコ"と言う言葉をどう使うか悩んでいる。
個人的に「"エコ"は趣味」という考えなので、それをどうビジネスのなかで説得力のある言葉として使うのか、模索中。
ヒントになれば、と購読。
実はこれ以外にも20冊くらい買って読んでいるのだけれど。

「100万人のキャンドルナイト」のコピーのライタの著書。
キャンドルナイト以外にもグリーンピースのくじらキャンペーンとかホワイトバンドとか懐かしい話が沢山出てくる。
上手く風を捕まえたなぁ、と。
"シュプレヒコール作戦"に対して"チャーミングアプローチ"という主張は納得

テレビでは我が国の将来の問題を
誰かが深刻な顔をしてしゃべってる
だけども問題は今日の雨 傘がない

こんな私たちの世代にシュプレヒコールは似合わない

折角文章もうまいのに、本書全体として「パワフルおばちゃんのMyアクティブ自慢」にとどまってしまっているのが残念だ。賛否別れる内容を書くときは「これって民主主義でしょ」と強い抽象概念で持って行って押さえ込むとかテクニックもしっかり持っているのに。
お得意のコピーを作る思考・プロセスをちゃんと書いてあること、もう少しロジカルに書かれてあること、があるとよかった。


WEB+DB PRESS Vol.49

2ヶ月に1度のお楽しみ

WEB+DB PRESS Vol.49
WEB+DB PRESS Vol.49WEB+DB PRESS編集部

技術評論社 2009-02-24
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特集はDRYのコツとはてぶのリニューアルとVMwareExi。
リコメンデーションの記事は、さっと読んで予備知識をつけて

集合知プログラミング集合知プログラミング
當山 仁健 鴨澤 眞夫


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に流れると良いかと。
(本文中でもこの本紹介されているけれど。)

カメラスキープレスの連載がついにカメラを完全に離れ(今回はiPod touchネタ)、「カメラ」という表記すらがタイトル以外出てこなくなってしまっているのがちょっと不安。
この連載はどこに行くんだろう・・・?


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爆笑問題のニッポンの教養 宇宙人はどこにいるのか? 惑星科学 (爆笑問題のニッポンの教養)

爆笑問題のニッポンの教養 宇宙人はどこにいるのか? 惑星科学 (爆笑問題のニッポンの教養)爆笑問題のニッポンの教養 宇宙人はどこにいるのか? 惑星科学 (爆笑問題のニッポンの教養)
太田 光


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井田さんの「ニッポンの教養」が本になっているのを発見。 テレビの番組のセリフ文字おこしベースの本。 井田さんをおいてけぼりにした爆笑問題の暴走が目立つが、それが番組の趣旨なのでよしとする。 井田さんの研究を超かみ砕いて紹介している。 100万人に番組作るって言うのはこういうコトだよ、と。

この本では物足りない感たっぷりだと思うので、興味を持ったら

太陽系と惑星 (シリーズ現代の天文学)
太陽系と惑星 (シリーズ現代の天文学)渡部 潤一 佐々木 晶 井田 茂

日本評論社 2008-02
売り上げランキング : 184512


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これを読むとよいのでは、と。
こっちも面白い本です。
(しばらく前に読んだ本だから細かいこと忘れてしまった。面白かった記憶は残ってるのだけれど。)


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精神科にできること―脳の医学、心の治療 (講談社現代新書)

精神科にできること―脳の医学、心の治療 (講談社現代新書)精神科にできること―脳の医学、心の治療 (講談社現代新書)
野村 総一郎


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次にやってくるだろう案件のための資料として購読。
精神科にかかるようなことしたことないので、やっぱりそういう人の気持ちがワカラナイ。
ワカラナイと物は作れない。
ということで。

タイトルの通り精神科の中身が歴史的な視点、技術の進化との関係からの視点、著者の経験的な視点から整理して記されている。
代表的な症状とそのメカニズム等が具体的な例とともに。
分かりやすくて参考になった。

患者がすがるための本ではなく、観察者の立場で読むべき本。
「精神科ってすごいでしょ」論調が強いので話半分くらいで読むべきかと。


宇宙創成

宇宙創成〈上〉 (新潮文庫) 宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)
Simon Singh 青木 薫

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宇宙創成〈下〉 (新潮文庫) 宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)
Simon Singh 青木 薫

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サイモン・シンの最新作の文庫化。
流行に乗ってると言われればその通り名のだが、やはり彼の作品は本当にわかりやすく面白い。
オビにあるように「テーマも王道なら切り口も王道」なのだが綿密なサーベイと文章の美しさ(幾分にも翻訳家の貢献もあるだろう)は今まで読んだ王道テーマ本のなかでもトップ。

太陽中心モデルは、18世紀が進に連れ天文学者に広く受け入れられていった。
そうなった原因の一つは

--中略--

また、それとは別の大きな要因として、上の世代の天文学者達が死んでいったことが挙げられる。死は、科学が進歩する大きな要因のひとつなのだ。なぜなら死は、古くて間違った理論を捨てて、新しい正確な理論を採ることしぶる保守的な科学者達を片付けてくれるからだ。彼らが頑固になるのも無理はない。生涯をかけて一つのモデルの上に仕事を積み上げてきたというのに、新しいモデルのせいでそれを捨てなければならないという恐れが出てきたのだから。

天動説から地動説への流れのなかでの印象的な一節。
宗教対科学(と単純に分けて対立構造を作れるものでもないのだが)のせめぎ合いの渦中、ガリレオが殺された後の転換点。
与えられた命、このためになら(このためにこそ)死んでも良いか、と言う気持ちにもなってくる。
愛する科学の老害に自らがなる前に。

この部分を抜粋すると精神論的なお説教本のようだが、そんなことはなく。
本当に読みやすいサイエンス・ノンフィクション。

彼の本はとにかく読み続けようと思う。
宇宙に夢を持たないオトナにもコドモにもおすすめ。
数学も物理の知識もいらない。


アップルの法則 (青春新書インテリジェンス)

アップルの法則 (青春新書インテリジェンス)アップルの法則 (青春新書インテリジェンス)
林 信行


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今朝、TBSの番組でJOBSの特集だって調べてあったのに
だからこの本を昨晩にでも紹介しておけばアフィリエイトチャンスだってわかっていたのに
面倒になって放置してしまった。
商売センスのない今日この頃。

いつもの林さんのApple論をまとめた感じ。
といっても彼のファンのためでなく、もっとライトな読者に向けて書いてある。
ので、彼の記事をすかさずチェックしているファンにはちょっと物足りないかも知れない。

Appleが華麗にデビューしてジョブズが追い出されて死に体になってジョブズが返ってきて華麗に復活するまでのヒストリーとその戦略がコンパクトにまとめられている。

最後の章をジョブズのスタンフォードでのスピーチでしめるあたり、センスいいなぁ。

つぎはgoogleを読む。
彼のgoogle論を読むのは初めてだ。

進化するグーグル (青春新書INTELLIGENCE)進化するグーグル (青春新書INTELLIGENCE)
林 信行


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DI magazine

花札やさんのN天堂のクリエイタとはなしていたら、DesignIT! magazineをすごく評価していた。

DESIGN IT!magazine―デザインからITを考えるビジネスマガジン (vol.1(2008))DESIGN IT!magazine―デザインからITを考えるビジネスマガジン (vol.1(2008))


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DESIGN IT! magazine vol.2(2008 (2)DESIGN IT! magazine vol.2(2008 (2)


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意外だがちょっと嬉しかった。


アートのための数学

アートのための数学
アートのための数学 牟田 淳

オーム社 2008-05
売り上げランキング : 18479

おすすめ平均 star
star表現手段としての数学

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アルゴリズムの話かな、と思ったらちょっと違った。 おそらく美大や専門学校の1年生の最初の授業ってこういう感じなんだろうな、と言う感じの表現のための極々基礎的な数学と物理。

カメラの焦点距離と画角・F値の意味となぜF値が小さいと明るく撮れるのか、と言うところから始まって平均率や和音の話、運動法則、黄金比、と広くまとめている。

どれも極々基本的な内容、(数学、物理という観点で言えば中学生レベル)で新しい内容はなかったが、取りあえずの復習まとめ、のためにはさらっと読んでおいて良いかな、という。
さらさらっと。


Flash Math & Physics Design:ActionScript 3.0による数学・物理学表現[入門編]

Flash Math & Physics Design:ActionScript 3.0による数学・物理学表現[入門編] Flash Math & Physics Design:ActionScript 3.0による数学・物理学表現[入門編]
古堅 真彦

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ActionScriptでのアニメーションのプログラミングについての解説書。
タイトルの最後の「入門編」を見逃した。
タイトルと表紙の感じである程度骨のある本かと思っていたらごく基本的な内容を丁寧に説明するタイプであった。

イージングからはじり、簡単な数学で動きを作っていくサンプルが18個。
Flashを触ったことがない人にはちょっと厳しいかも知れないがちょっと触ったことがある人がアニメーションのプログラミングを始めるには良い本だと思う。
スクリプティングの基礎の基礎から書いてあってサンプルのソースもWebから拾える。

その部分に少し知識がある人は

ActionScript 3.0 アニメーション ActionScript 3.0 アニメーション
永井 勝則

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の方がよい。
ただしかなり高い。

これの応用編、3D編、モーションタイプ編など上位の続編が出てきたら買おうかな、と。
この本のプロジェクトをProcessingに移植するとかしてみるのはエクササイズになりそう。
次が出るまでに時間を見つけてやってみるか。


自作アプリをApp Storeで世界に向けて販売できる!! iPhone SDKプログラミング大全 (MacPeople Books)

自作アプリをApp Storeで世界に向けて販売できる!! iPhone SDKプログラミング大全 (MacPeople Books) 自作アプリをApp Storeで世界に向けて販売できる!! iPhone SDKプログラミング大全 (MacPeople Books)
木下 誠

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おそらく初のiPhoneオフィシャルSDKに対応した和書。
Amazonでの発送が遅いので、ジュンク堂に買いに行った。
一時の主婦の友社のプログラミング本を思い出させる装丁でちょっとちょっと残念な予感が漂うがこの本はとても良く書かれていると思う。正月1週間、初めて手をつけるiPhoneアプリ開発に唸っていたのだけれど、唸っていたほとんどがこの本に書かれている。

新しいパラダイムもある程度習得してくると今までどこが分からなくて苦労していたのかケロっと忘れてしまうがこの本は忘れずにちゃんとトレースされて説明されている。

UI周りを中心にGPS、加速度、オーディオ、ムービーと広く説明されている。
ここまで書いたらカメラの使い方もあればなお良し、と。  

おすすめ。
あと1週間早く出ていたらストレスの少ない正月を迎えられたのに。
少々悔しい。


ThoughtWorksアンソロジー ―アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション

相変わらず書評書くのをサボりがち。
ThoughtWorksアンソロジー ―アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション ThoughtWorksアンソロジー ―アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション
株式会社オージス総研 オブジェクトの広場編集部

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ThougtWorksの人たちの短編エッセイ集。多岐の分野にわたる15から20ページくらいのエッセイが13編。
「ラストマイル」というソフトウエアを納品してから実運用に入るまでのタイムラグを圧縮する設計であったり動的・静的型付け、関数型・命令型・オブジェクト指向、、という基本的な軸での言語の分析であったり、JavaVMの上で柔軟なプログラミングをするための多言語プログラミングの勧めであったり、と。ThoughtWorks、ウワサに違わずという感じでどの章も非常に興味深い内容。
個人的には、5章「オブジェクト指向エクササイズ」が特に興味深かった。ソフトウエア設計を改善する9つのステップ(ルール) として以下の9点を挙げている。
  1. 1つのメソッドにつきインデントは1段階までにすること
  2. else句を使用しないこと
  3. 全てのプリミティブ型と文字列型をラップすること
  4. 1行につきドットは1つまでにすること
  5. 名前を省略しないこと
  6. 全てのエンティティを小さくすること
  7. 1つのクラスにつきインスタンス変数は2つまでにすること
  8. ファーストクラスコレクションを使用すること
  9. Getter,Setter,プロパティを使用しないこと

かなり目から鱗。
elseを使ってはいけないなんて。
(個人的には、これを読んだ後もそれでも使っても良いんじゃないか?とも思えるのだけれど。)
奥が深い。

どの章もとても無駄なく簡潔に書いてあるのでさらっと読める。興味のある章から読んでいけばいいと思う。ゆっくり全部読んでも2時間から3時間で読める。

DESIGN IT! magazine vol.2

DESIGN IT! magazine vol.2(2008 (2) DESIGN IT! magazine vol.2(2008 (2)

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古巣の出している雑誌のvol.2。
ともかくも1冊で消滅しなくて良かった。
積ん読して埋まりかけていたのを消化。

「iPhoneのUI分析」という分かりやすいネタがあったVol1にくらべると、軸となる記事がなくだいぶ弱くなってしまったようだ。
全体として具体性に乏しく、説得力の薄いビジネス本の様になってしまった。

売りであるはずの特集1「ユーザエクスペリエンスの価格」も企業の太鼓持ち的なインタビュー中心の記事。(これは"SHOW CASE"はじめ本書の全体を通していえる)この特集中で読むべきはPart.3"デザインの価値 RIOを尺度に軽量化に挑む"だろう。ただ、これも記事の半分をROIの基本的な解説にしてしまっていてもったいない。記事中の「ROI(%)=(利益実績額/投資実績額)x100」の式だけ書いておけば十分だろう。もう2つ出てくる式は前式から即ち導かれるわけだし。この記事の後半をふくらませて彫り込んでいって特集1とすればよかったと思うのだが。

全体を通して、「ユーザエクスペリエンス」に夢を見させてくれる様な内容と言うよりは大企業の社内政治のネタ探しのための雑誌、という感じか。守りに入ったというか。bmがソシオメディアに入ったモチベーションは前者だったのでだんだん離れていってしまうようで少し寂しい。
世の中、そうも言っていられないのかな。
イノベーションフェーズから普及フェーズに入ったと言う意味では喜ぶべきとおもうのだけれども。

後ろの方のBook Reviewに載っていたこの本が楽しそうなので注文。

シンプリシティの法則 シンプリシティの法則
John Maeda 鬼澤 忍

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Vol.3の発行は危ないかな。
心配。


ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)


ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)
馬場 保仁


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「ゲーム」「馬場」と読んで「章」と勝手に連想して買ってしまったがだいぶ違った。
現場のゲームディレクタの2人の著書。

文章がかなり冗長。
レポート用紙○○枚、と指定して書かされた大学生のレポートのよう。
半分以下で書くことなくなってしまってしょうがないから余計なことをつけたしていく、という。
(bmはこの作業が大嫌い。せっかくコンパクトに文章書けたのに。書く方にも読む方にも不幸な修正だと思っているのだが。。)
ちゃんと書けば3/2か半分くらいに収まるかな。

教科書と言うには内容がかなり局所的かつ主観的。
ゲーム開発の手順とロールの解説が主。

ゲームやさんになりたい高校生向きの本かな。
得られるものはなかった。
残念。


iPhoneサイト制作ハンドブック iPhone&iPod touch対応

iPhoneサイト制作ハンドブック iPhone&iPod touch対応iPhoneサイト制作ハンドブック iPhone&iPod touch対応
向井 領治


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一発ネタのためにiPhoneサイトを作ろうと思ったけれど、一発ネタのために公式ドキュメントを読み込むのはちょっと重いので本を探して、出たばかりのこれを購入。

iPhoneアプリ風のボタンの作り方なども書いてあって、iPhoneのサイト作成に必要なHTML/CSSの知識はこれでほぼOK。PCのブラウザとの互換性にも気をつけて書いてあるのでiPhone/PCハイブリッドサイトをすぐ作れるようになるかと。
ちょっと値段が高い印象。この値段だったらJavascriptについても書いて欲しい。

読み終わってグーグル先生に聞いてみたら
iphone-universal - Google Code
このライブラリを発見。

CSSからUIの画像素材から、"iPhoneらしい"Webサイトをつくる知識と素材が揃ってる。
このライブラリがあったらこの本いらなかったかも。


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ツーアート

ツーアート (光文社知恵の森文庫)ツーアート (光文社知恵の森文庫)
ビートたけし


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タケシとタカシのアート談義。本屋で見かけて購入。
ちなみに「たけし」の方はこの本では「北野武」でなく「ビートたけし」の名前を使っている。
談義と言ってもあまりかみ合っていない。
対談ではなく、メールのやりとりのような、それぞれがある程度まとまった文章を投げ合っている形。本当はどうやって本を作ったのかは不明。

 個人的にはタカシの作品自体には何も思わないが、彼の作品の(本書で言う)「包装紙」には興味がある。彼の賢さと器用さとバランス感覚は希有な存在だと思う。タケシの映像(座頭市とDolls)は刺激的だが、絵にはどうにも思わない。ある面で成功した人がこういう風にうまくない部分でも持ち上げられてしまうのはちょっとキケンかな、と。

最初はお互いを持ち上げつつ、そのごはタケシが持論を展開してそれをタカシが解説していく、と言う感じ。タケシはタカシの話をあまり受けてない。冒頭にさらっと触れる程度で話がすぐ次へ行く。2人とももっと深く考える人だと思うから、結局字面に起こす時に相当削って読みやすくされちゃったのがこの本なのだと思う。

商業芸術を突き詰める二人がものすごい「アート」という言葉にこだわっていることは分かった。
「なぜそこまで?」と思うくらい。
「アート」の定義なんてどうでも良いじゃない、守備範囲なんてどうでも良いじゃない、と思うのだけれど。
商品のラベリングとしては重要な言葉なのだろうか。

本書の後半、タケシの持論にはなるほどという指摘がいくつか出てくる。
ただ、結局二人とも高見からの謙遜をし続けているようですんなりと解釈に入ってこない。

オランダのロッテルダムにある画廊通りには、精神障害者の作品ばかりを置くギャラリーが一般のギャラリーと同様に店を構えているそうです。そのギャラリーにはアトリエがあって、日々、障害者が通ってくると言います。

このギャラリー、ご存じの方は情報下さい。
障害者の作品だからと言って、この本で書かれているとおり

彼らの絵の中に、それぞれの人生も見えてくるだろうし、名画なんかを見るよりスリリングだし

とは思わない、変な言い方をすればタイの絵を描く像の作品のような描けただけ「すごいね」というような内容しか上がってこないかもしれない。
ただ、一度見てみたい。

この文庫本は今月の発売だが原書は2003年発売で、それから5年も経っているので今からこの内容について書くのは後出しじゃんけんのようでちょっとどうなの、という感じだが。


アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか

言われて気付いたが、しばらく本のエントリを書いていなかった。
本は読み続けているし、面白い本も何冊もあったものの、気がゆるむと筆が遠のく。イカンイカン。

アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたかアーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか
濱野 智史


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著者名、どこかで見た名前だと思ったら、大学の同級生だった。
コヒヤマ研に出入りしているときに、すごい寝癖でいろいろ教えてくれたんだった。

良くある情報社会学より一歩具体的に踏み込んで書かれている。
数十ページインターバルで議論がひっくり返ってしまっていたりしているが、全体を通して読むと背景分析から言いたいことまでスムーズに繋がっている。
やや文章が荒削りな感じだが、作を重ねて垢抜けて行くのを追って読んでいきたいと思わせるだけの求心力がある。

おおざっぱに分けると前半はミーム論、後半はニコニコのインパクト。
本書にひきつけると、bmは世代的に2ちゃんねら組とケータイ小説組の間に位置する。
両方をわかるようでわからない。
2ちゃんねるの匿名性とにこにこの匿名性は見る方からしても異なった質のものだと思うがそうではないらしい。
ケータイ小説文章の行間を読ませるには向かないのではないかと思うが、下の世代はそうは思っていないらしい。
などと唸ること多し。

池田信夫の扱いがなるほどグローコムらしい、いろいろあったんだなと言うのを感じさせる。
最後には「 「乱暴」とも言える議論」と片付けた。

一番印象的だったのは、あとがきだった。

2002年から2003年頃にはnetwork stylyと言うブログを毎日更新していたので、そのネタ探しに、日々ネット上を徘徊していました。今でも、自分のパソコンの前に座ると、2ちゃんねるやらRSSリーダーやら、ニコニコ動画やらにどっぷり浸ってしまうこともしばしばです。 そのため、本書の執筆作業のほとんどは、漫画喫茶のパソコンで行いました。そこは、自分向けにカスタマイズされたブックマークもアプリケーションも導入されていない、まっさらな情報環境です。まさに本書は、アーキテクチャによる制御のたまものといえるでしょう。

netvibesにしろlivedoor readerにしろgmailにしろ、自分の環境(著者の言う「情報環境」、私の言葉で言う「生活環境」)はどんどんWebの中に出来ていって物理的な場所を選ばなくなってきている。
PC持たずに学校に行っても家を出るまで読んでいたRSSの次のエントリから読めるし、移動中に考えたメールの返信もできる。

それでも著者は慣れない環境に「籠もる」。
携帯の電波から逃げるために島や山に逃げるように。
どちらも見て見ぬふり(携帯を切る、アプリを起動しない)すればすむことなのにね。
なぜだろう。


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新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)


新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
井野朋也(ベルク店長)


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新宿に住んでからある種のカルチャーショックを受けた喫茶店「ベルク」の店長の本。
住む前に持っていたステレオタイプの"新宿のイメージ"にある面でぴったり当てはまるような、別の面で正反対にあるようなお店だった。

独立系でファストフードをするという発想。
下世話にも見える店の外見。
ざわざわとしつつも核となるノイズのない店内。
200円のコーヒー、300円のビールを飲みにその何倍か交通費をかけてやってくる常連客。
調べてみたら原価率40%というキチガイさ。

テナントの立ち退き要求に反抗するため

この本をビジネス書とみるかファンブックと見るかで全然読み方が大きく変わってくるだろう。
ファンブックとしてはかなり練り込まれている。
数ページのインターバルで大きく矛盾が出てきてしまったりするのも、かえってファンへのメッセージっぽくて受け入れられるのではないか、と。
ファンはこれ呼んだらまたすぐ足を運びたくなるだろう。

後ろの方になると急に駅ビルへの恨み節みたいになってしまうのがイマイチ。
駅ビルの新陳代謝に必死に対抗する記述が続く。
傍目にはビルのオーナーが変わったんだからしょうがないんじゃないか、等と思ったりするのだが、必死に抵抗している。それならば、隣のビルなどでなく、「なぜベルクがそこの場でなければならないのか」を書くべきであると思うのだが、その記述はあまりない。
この本はその意図があって書かれたモノなのは分かるのだが、直接どかどかと書かずにもうすこしそれを滲ませるというか読者がうっすらその気をくみとれるような書き方がないモノか。
読後の後味が良くない。

それにしても、文末が「〜ですね。」で終わる文章はすんなり読めずなんだか気持ち悪い。
必ず「〜なんだ。」とつけてくるチャットも気持ち悪い。
そこまで受け手の解釈に入り込んで来ることもなかろう、と。
もう少し受け手の解釈の自由を担保してくれ、と。
これは好みの問題?