色弱に厳しいトイレのサイン

オフィスの近くにあるロンハーマン千駄ヶ谷のトイレのサイン。

ronhaman_toilet1

男女のサインが全く同じ形。

ronhaman_toilet2

・左が健常者の見え方
・右が色弱1型(Protanope)の見え方
のシミュレーション。
ほぼ光の当たり方の差のみ。

ここまでバリアーな公共空間のサインも近年珍しい。
(ロンハーマンを非難する意図はまったくありません。たまにはこれぐらい振り切ってシンプルにデザインしたいなという羨望。)

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刀鍛冶

受託といっても、企画から入っていくお仕事を多くいただいて、UIデザインしたりシステム実装したり運用・運営をお手伝いしたり。
昔からやっている会社も、新しい会社も。

作っているのはシステムやツールなのでそれ単体では成立せず。
お客さんやユーザがそれをどう使うか考えて作るのが楽しくて大変。
ツールが目立つことや使うテクノロジが新しいことはそのための多数の検討項目の1つ。

私が刀鍛冶だと考えると。
私が作りたい(作るべき)と考えているのは
・会う人会う人に見せびらかしたい純金製のカタナ
・ロールプレイングゲームのポスターに出てくる、”どうやってこれで戦うの/切るの”と思うようなデコデコカタナ
ではなく
・その人の体や戦況に合った、その人の身を守りスマートに戦うためのカタナ
なのだろう。

当然、お客さんにも「あなたが必要としているのは金のカタナですか、それともいつも脇差しに差しておけるカタナですか」
と聞いて理解してもらわなければならない。

と、昨夜コーディングしながら考えつつ、比喩が解りづらいので適切な比喩を募集します。
ときめくものがあったら明日から使わせていただきます。

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Lexusトリックアート

噂に聞いたLexusのトリックアートを見に行ってきた

表参道の246沿い、JSBビルの隣。

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最初どこのことだろうと思ったのだけれど、道の反対側から見たら屋上に発見。
良きところを探すと、どうやらスタバの前あたりがベストポジションのようだ。

lexus tric art sign at omotesando

ま、これだけ。
確かに飛び出しているように、見えると言えば見える。
もう少し引くとこんな感じ

lexus tric art sign at omotesando

期待が大きかっただけにちょっと拍子抜け。
シミュレーション段階のCGではおそらくもっと躍動感あって”AMAZING IN MOTION”に見えたのだろうけれど。?

Lexusが表参道でやってもこれくらい、ということはトリックアートを街中でやるのはやはり難しいのだ。
ちゃんと導線設計されたところで緻密に作り上げないといけないんだろうな。

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デザインイノベーション デザイン戦略の次の一手

4798121169 デザインイノベーション デザイン戦略の次の一手
ハルトムット・エスリンガー 黒輪 篤嗣
翔泳社 2010-05-11

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「デザインコンサル」といえばいまやIDEOのトレードマークのように言われているけれど、frog designを忘れてはいけない。
Apple IIc・SEからしばらくのAppleプロダクト、Wegaを発端とするsony トリニトロン製品・ルイヴィトンのモノグラムがコンスーマプロダクトの有名なところか。
著者のハルトムット・エスリンガーはfrog designの創業者。
ディスコンしたVariable Mouseを秋葉原中探し回って、結局地方の電気屋でホコリかぶってるのを見つけてまとめ買いした思い出が。
luna01.jpg
このマウス、底面で丸く出っ張っている部分が円盤になっていて、回転させることで手元で解像度を変えることが出来る。グラフィックの作業するときと事務的な作業するときとですぐに解像度を変えられるので便利だった。
ボール式だったのでさすがに光学マウスが出てきてからは出番が無くなったが、今でも機材箱に。
・・・というふうにフロッグのデザインについてしゃべり出すと止まらないファンにはきっと面白い。
内容は、正直いかにもビジネス書っぽい感じでお客とのコミュニケーションの方法・説得の仕方うんぬんが書かれていて他のイノベーション本とかわるところはあまりない。
しかし、扱われている例がKaVoの例をはじめとするfrog プロダクトでファンの心をくすぐられる。
2000年超えて一部で話題になってきた”デザイン言語”の基礎を80年代頭にガッチリ研究し、Appleのハードウエアのデザイン体系を作り出した彼らの先見性はすばらしいなと今更ながら。
それから見ると「デザイン言語」と言う言葉は好き勝手に解釈され、すっかり意味を湾曲させられ、結局のところバズワードになってしまった。
言語じゃないじゃん、パターン集じゃん、と言いたいことも多々。

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ウェブアプリケーションのためのユニバーサルデザイン

4873114322 ウェブアプリケーションのためのユニバーサルデザイン
水野 貴明
オライリージャパン 2009-12-19

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一つ前のデザイニング・ウェブインターフェース ―リッチなウェブアプリケーションを実現する原則とパターンがオフェンシブなWebデザインの書籍だとすれば、本書はディフェンシブなWebデザインの書籍と言える。
そのため、内容はどちらかと言えば地味だ。
本書のベースとなっているのはW3Cが定めるアクセシビリティガイドラインであるWCAG 2.0
WCAG 2.0(W3C勧告)日本語訳 [原題:Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0]
ディフェンシブとは言え、AjaxやRIAなど最近事情を反映したユニバーサル実装の解説もしっかり書かれているので読み応えアリ。
bmが日頃、「iPhoneでWeb見るってことは盲目(blind)になるのと同じなんです」と言っている意味がこの本読むとわかります。なかなかうまく納得してもらえないのだけれど、こういうちゃんとした本が書いてくれると説得力が増す、かな。
さて、何か作り替えてみたくなるな。

(さらに…)

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ムナーリのことば

4582834485 ムナーリのことば
阿部 雅世
平凡社 2009-08-04

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ムナーリ自身が晩年、自分の著書などから抜き出した言葉のコレクション。
その多くは散文詩のようであり、俳句のようである。
彼の著書は難解であることが多い。
言葉が難しいというよりは、比喩が難しい。
良くあるアメリカ人の強引な「なぞらえ」とは一線を画し、どちらかといえば、深い「含み」を持たせた東洋の仏教的な比喩。
そのため、彼の本はずんずんと読み進めることができない。数ページごとに反芻が必要となる。
その上彼の著書は厚いことが多いので1冊読み終わるとヘトヘトになる。
本書は、そんな彼のエッセンスが存分に感じられる。
本書は薄く小さく、スペースも多くとられていて文字数はとても少ないが、やっぱり読むには時間がかかるのだ。
言葉遊びのようであり、皮肉のようであり、その中にデザイナたる彼の日々の思考が盛り込まれている。

ぶどう畑はたいそう広く
たくさんのぶどうを実らせていたが
その畑が生むもうけときたら、
笑っちゃうくらい微々たるものだった
「もうけ」といえば聖書の中では
「キリストのぶどう」と表現されているのに

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視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる

今日、ぽっかり時間ができたので時間つぶしに拝読。

4844327518 視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる
インプレスジャパン 2009-09-10

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「シカマケ」もしくはskmkと略すらしい。
個人のblogに特化して書かれたデザイニング・マーケティングの解説書。
勉強会のログを追う形で説明されている。
内容はとても「まっとう」でタイトルの通り実践的、かな。
各課程でbefore / after での作例もあり、プロのアドバイスがどれだけ有効かが説得力を持っている。
一方で、この点こそが本書を読むときに気をつけなければいけない点。
基本的に(鬼かどうかは別として)コーチ付きのトレーニング(ワークショップ)を文字に興しているので、一人で本を読んで考える場合はアレンジが必要。考えの道筋をたどりつつ、進む・止めるの制御は自分でする必要がある。でないと、ドツボにはまって出られなくなるかも。(あぁ、くらい記憶が。)
本書の手法を十分に楽しむためには近くにWebディレクタでもいればつきあってもらった方がよいのでは。
ユーザビリティやさんとしてはもうすこしユーザビリティ・アクセシビリティへの配慮があるといいなと思ったが、スレ違いというものか。

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デザイン基本帳 本当に必要なプロのルール

デザイン基本帳 本当に必要なプロのルール デザイン基本帳 本当に必要なプロのルール
クロスデザイン


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タイトルの通り、おさえておくべきツボが1項目見開き2ページで簡潔に説明されている
基本的に紙のデザインの本だが、Webならこう、という風にも書かれている。
特別なことは書いておらず、作業する上で基本的なことを非常にコンパクトに実例付きで要約してあって読みやすい。
基本的にAdobe(旧マクロメディア含まず)べったりでツールはInDesign,Illutrator,Photoshop。
Webの仕事をしていて、紙がメインのデザイナとなかなかコミュニケーションが取りづらいことがあるが、これを一通り読んでみると紙の人たちがどんな風にデザインをし、Webにどれほどフラストレーションを持っているか、垣間見ることが出来る。(あくまで「垣間見られる」というレベルだが。)
そして、今まで私がデータの受け渡しをどれだけお馬鹿にやっていたのかが分かって反省。
紙の人と上手くコミュニケーション取れなかった経験のあるWeb屋さんは一度目を通しておくことと良い本。

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