北九州出張最終日、小倉で時間があったので、8/3にオープンした北九州市立漫画ミュージアムに行ってきた。
暑くてぼけーっとしていたので外観写真などはナシ。
ミュージアムの屋内も撮影可能場所が極めて狭く規制されているので写真はほとんど意味がない。?
軽くgoogleしてみたが、オフィシャルページらしきものはこれがメインか・・?
最初に印象の結果を書くと「残念でした」
松本零士が久留米出身で有ることから、彼のフィーチャーがとても強い。
ヤマトも 銀河鉄道999もリアルタイムでは追っていない私にとって北九州の松本零士ごり押しはちょっと不気味。
小倉駅近くの商業ビルの上から2フロアがミュージアムになっている。
?それより下のフロアはまんだらけやらアニメグッズやさんやらがものすごい勢いで出展していた。
1Fにはアニソン版hard rock cafeみたいなカフェも。
さながら、ミュージアムショップ。(にしてはやり過ぎだ)
ビル丸々が漫画/アニメ商業施設。
なぜか入っているアパマンショップだけがちょっと異質。?
オープン待ちの行列。平日とは言え、オープン3日目で夏休みの割には行列少ない
奥に見える券売機は使わず、メーテルコスプレらしきおねーさん達がチケットを売ってくれている。
ただ、髪の色が黄色くないのでちょっと寂しい気持ちに。
?展示はパネルによる解説が多く、説明的な印象。
漫画の要素などの説明を、”北九州にゆかりのある漫画家”の漫画を題材に説明しているので強引な感じが見受けられた。
せっかくだからコミック的な演出などをつかってアピールすればと思うのだが、そういうのはなく淡々と展示されている。
(上の写真にもあるとおり、フロアマップは少しそのケがみられたが。)?
kinectを使って、アニメの表紙と同じ姿勢をしてみよう、というインタラクティブコンテンツ。
ポーズを撮るとその間制度を採点してくれる。なるほど。
システムの完成度は、もう一息か。
上の方のフロアの展示エリアを抜けると、そこはReadingエリア。
5万冊のコミックが置かれてて、その場で自由に読むことができる。
ラインナップの善し悪しについては、コミックに造詣の浅いbmには判断できず。?
ムーミンを黙々と読んでしまった。
?
いい加減、漫画の原本(生原稿)をかき集めてきたらそれでイベントや美術館ができる、成立するという安易な発想はいい加減やめるべきだと思った。
大友克洋のGENGA展のあとで、いったい何をやろうとしているのだろう?と思ってしまう。
文化がないところに強引に(サブ)カルチャラルな設備を作っても誰もなんにも機能しない、と言う「良くある話し」。?
なんだかなー、やっぱり地方の役所が作るとこうなっちゃうんだなー、という寂しい気持ちだった。
年間パスポートが2000円なので、子供が暇つぶしにきて黙々と漫画を読む場所、有料図書館としては使い出がありそうだけれど。?
下のフロアのお店も覗いてみた。
が、ごちゃごちゃしていてハデハデしていて、頭痛がしてくるようだった。
それにしても、ミュージアム/ショップ含めて深みのあるビルだった。
ジブリ好きです、DVD/Blu-ray、出てるのは(たぶん)全部もってます 、くらいのコトではとうてい向かい打てない独特の世界。
bmが「漫画/アニメ好き」なんて生ぬるすぎて言っちゃいけないのだなぁ、と思った。