今日の日記

朝7時から10時は闇の中へ潜る。
底が見えない大きな穴の中をギューンという音をたてて、
布が下へ引っ張られるように、落ちて、落ちて、落ちて、落ちて・・・
それでも、布は良くのびて、テラテラとサテン地を光らせながら、
永遠と思えるほど、長ーくのび続ける。
その布の上にいる私は、布と一緒に、いつちぎれてしまうか分からない
恐怖に駆られながらも、ちょっとした気持ちよさを感じて、
その先の怖いものを追って、抵抗することなく落っこちる。
無意味に囲まれて、面白くない。
なにもかもが、かったるい。

10時から16時は感情が消える。
布のツルツルした面は、私の体を滑らせて、
ここでも抵抗することなく、その場をゴロリと転がり続ける。
痛みもない、長くのび続けた楽しみもない、普通の平和。
「平和」とただ書かれた、殺風景な部屋に閉じ込められる。
ただの、平和。
感じない平和。
それでも、いいのだろうと思って、時間が流れ続ける。

16時から18時は再び布が下へ下へと落ちていく。
蛍光灯が眩しくて、頭がずっしり重たくなって、
机のまわりから目の前のものまで、全ての焦点が崩れる。
背中のあたりから、また重力が重くなり、
私と私の下に敷かれたサテンの布は、再び落ちる。
グッグググッっと今度は鈍い音を立ててひきずられる。
ちぎれそう。

18時をまわると、ゆっくりゆっくり布の張りが戻り、
平たく伸びた状態になる。
やがて、ピンッと音を立てると、トランポリンのように弾む。
腕に刺さった点滴を取って、白い羽根を集め始める。
集めた羽根を糊で付けて、1つずつ付けて、大きな翼を作っていく。
不完全じゃない、完全な翼。
上を向いて、首を伸ばして、背筋を伸ばして、
東京中を駆け回って、一番高いビルを目指す。
息を切らしながら、階段を駆け上がって、上がって、上がって、
手には、大きな翼をつけて、
広くて、高いビルから一気に空を飛ぶの!!
私も飛べる。今日はみんなが味方をしてくれているから!
きっとツバメみたいに、風を切りながら空を進める。
怖くない。音楽が、ビリビリと体中を走り回っているから。
なんか、大丈夫な気がする。

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»Anonymous さんのコメント

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»Anonymous さんのコメント

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